2009/12/13「カットラ!!」・前編 ※ゲスト:the HIATUS

これからお送りするのは、2009年12月13日(日)、KBCラジオで22:00~23:00にオンエアされた「カットラ!!」という番組の一部です。
「●」の会話は番組パーソナリティーのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

●さて、今夜のゲスト。自己紹介から、お願い致します。
細美武士(以下、「細美」)「はい。the HIATUS、ボーカル・ギター、細美武士です」
●宜しくお願いしまーす。
細美「宜しくお願いしまーす」
●ELLEGARDEN時代に一度、この番組には来ていただいておりますが。
細美「ですね」
●相当、前だということが判明しましたね。
細美「4、5年は前でしょ」
●4、5年は前ですね。
細美「お久し振りです」
●お久し振りです。宜しくお願いします。今年はアルバムをリリースしたのに、なんと11月18日、EPもリリース。と言うことになりました。何か、暗ーいですね、森の奥にですね――変なコト言いますよ?
細美「はい(笑)」
●(笑) 誰も普段行かないような、タダッ広い池があるんですよ。
細美「はい」
●池と言うか、湖みたいな。
細美「うんうん」
●月明かりの中、突きつめていくと、そこにポコッて出くわして。そこでいろんな方向から、波紋が揺れて出てきてるような。
細美「うんうん」
●それがまぁ、またぶつかり合ったりとかしながら、湖面を揺らしてるイメージっていうのが、特に今回のEPを聴いた時に、そういうイメージを持ちました。
細美「あぁ、もう、最高ですね。あの、何て言うのかな、哲学的にその心象風景での泉とか沼っていうのは、人の深層心理だから」
●うん。
細 美「その、例えば、5人がそれぞれ、凄い離れた対岸にいる人もいるけど、同じ泉の周りで一緒にせーの、で投げ入れた時に、その広がった5つの波紋の様を、 ただ別に、5つの波紋じゃない? 石以外。投げ込まれて入れただけじゃない?って目線で見る人にとっては、それは永久に、ただの湖面の揺れでしかないんだ けど、その5つの波紋が同時に、こう重なる様?」
●うん。
細美「それがもしかしたら、凄い無様だとか、滑稽だとか、一見、駄作に見えるモノとか、が、実は凄い面白いって気づく人は、気づくし、みたいな、トコですよね。音楽ってね」
●そうですね。

曲:the HIATUS「Insomnia」

●3曲入ってるんですよね。これが1曲目で。
細 美「そうですね。ホントは、えーっと、最後の最後まで、タイトルを『Antibiotic』にするか、『Insomnia』にするか、迷ったんです。 まぁ、でも、直感を信じようと思って――箇条書きにできる理由はないんですけど、『Insomnia』かな、と思って、つけましたね」
●この1曲目と3曲目、ちょっと3曲の中では、トピックと言うか、ちょっと飛び上がってるんですよね。
細美「そうですね」
●だから、もちろん、2曲目も含めてなんですけど。あぁ、悩んだんだ、やっぱり。
細美「悩みましたねぇ。その、the HIATUSが面白いのは、自分の生活の中で、BGMに使えるっていうね、自分の曲なのに」
●自分の曲なのに。
細美「『Antibiotic』って、どんな時に聴いても美しいから、凄い自画自賛してるようで――それは誰にとっても、そうだと言ってるんじゃなくてですよ」
●もちろん。
細美「俺にとって、例えば、落ち込んでる時、楽しい時、元気がない時、やる気がない時とか、自分が凄い駄目な時とか、あと、自分が人間としてのコンディションが超良い時とか、いつ聴いても美しいな、と思うから。あの、いつでも聴ける?」
●そう。
細美「曲によっては、今は聴きたくない曲とか、どうしてもあるじゃないですか」
●判ります、判ります。
細美「今、どうしても聴きたい曲があるけど、『Antibiotic』はいつでも聴きたいですね」
●凄いね。
細 美「もんの凄い複雑に作り込まれているけど、実はめちゃめちゃシンプルなことしかやってない、曲で。何だろうなぁ、いらんモンも入ってないし、足りないモ ノもないなぁ、っていう、譜割りとかも、自分の中ではもう完全体――その、4分の4拍子で、綴ってくモノじゃないけど、そこも含めて、あ、凄ぇ、完成され てるなっていう、感じは、ありますね。まぁ、自画自賛ですね」
●いや、ホントに美しいなぁ、って思いましたね。うん。一応、それとオチる必要あるのかな、と思ったんですけど、そうでもないですね。
細美「そうなんですよ(笑)」
●(笑)
細美「なんかねー、凄ぇ喋りやすいから、ズラズラと喋っちゃってるけど」
●どうぞ、どうぞ(笑)
細美「もちろん、その、何だろうな、気合いもあるけど、どちらかと言うと、勇気を感じる歌だなって、自分は思ってるんですけどね」
●思います、思います。最近は、とても判りやすいモノが多いので。まぁ、もちろん、表面だけで取るとっと言うと、また、アレなんですけどもね。ここまで綺麗に作って、それを感じさせるっていうのは、凄いなと思いましたね。
細美「これはでも、もう、最初の成り立ちが凄い美しくて。あの、堀江(博久)さんがシンセサイザーをバッと弾いて、柏倉(隆史)君が打ち込みでリズムを入れて、ループ素材やったの、最初」
●うんうん。
細美「そのループ素材がもう、圧倒的に美しかったの」
●へぇ…。
細美「これ、もう、どういじっても、美しいってのかな、ただ、そこに――メロディを乗せるって言うのかな、曲として成長させていくのは、まぁ、凄い大変でしたね」
●うーん…。
細美「最初、1日丸々かけて、こういう方向かな、と整えたモノをエンジニアの菅井(正剛)君に聴いてもらったら、『…そんなん、どうかと思いますよ』って言われて(笑)」
●(笑) それ、どういう意味で。
細美「あれはねー、まぁ、俺も菅井君の、どうかと思いますよ、を聞いて、返した言葉が『だよね』だったんですよ(笑)」
●(笑) うんうんうん。
細美「こうかな…と思って、作りながら、心の中ではいや、いやいやいやいや…と思いながら、凄い簡単に形を整えてった時に、どうかと思いましたよって言って、俺もよくぞ言ってくれた、みたいな。あぁ、これじゃないよね、と思って」
●うん。
細美「また翌日、今度はピアニスト・伊澤一葉が来た時に、伊澤一葉にも投げつつ、これを、何とか曲にしたいんだっつって、で、譜割を取っていって。したら、こういう形になって」
●ふーん…。
細美「一葉君は最初、『えーっ、何でここで、何で6拍なんですか』みたいな」
●(笑)
細 美「『ここ、普通に8(拍)で良くないっすか?』みたいな。言ってて。『まぁまぁまぁ、そう言わずにさ、弾いてみようよ、ここ、6拍で。6拍でできてるん だからさ』っつって。できた挙句ね、レコーディング直前に、一葉君からメールが来て、やっぱりあそこは6拍で正解でしたね、みたいな(笑)」
●(笑) 凄いね。正解を導き出したね、ちゃんとね。まぁ、でも、できてたもんね、そこでね。
細美「何か、自分の中では、結構、確信に迫るモノが、ありましたね」

中編→http://pointline.exblog.jp/12541435/
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by p_and_l | 2009-12-22 23:43 | ラジオレポート

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