<   2009年 12月 ( 19 )   > この月の画像一覧

asphalt frustration、1stフルアルバムリリースツアー決定。

ご近所さんに、ちょいとお邪魔したら。
玄関先で、ちょっと待って、と言われたので。
玄関に飾られてある生け花を眺めながら、待っていたら。
暫くして、廊下を走る音がこちらに近づいてきて。
急に、ドスンと足を滑らせて転んだであろう音が、聞こえました。
しかも、別の家の方が、「どうした!? 大丈夫か!?」と声を上げるもんだから。
笑っちゃ、あまりにも失礼なので、必死に堪えてました。
因みに、帰り際にリンゴをいただきました。
好物です。

全国のおとまにの皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

■autochrome release tour
・2010年2月5日(金)千葉・LOOK
 対バン有り
 開場/開演:18:30/19:00
 ローソンチケット:0570-084-003【Lコード:72145】
 チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:未定】
 e+
 チケット代:2,500円(前売・税込)/3,000円(当日・税込) ※ドリンク代別
 チケット一般発売日:12月27日(日)
 問合せ:LOOK 043-225-8828

・2010年2月10日(水)栃木・HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
 対バン有り
 開場/開演:18:30/19:00
 ローソンチケット:【Lコード:72321】 ※電話予約なし
 チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:未定】
 e+
 チケット代:2,500円(前売・税込)/3,000円(当日・税込) ※ドリンク代別
 チケット一般発売日:12月27日(日)
 問合せ:HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2 028-639-0111

・2010年2月19日(金)茨城・水戸LIGHT HOUSE
 詳細未定
 問合せ:LIGHT HOUSE 029-224-7622

・2010年2月23日(火)福岡・DRUM Be-1
 対バン:REUNION/BOSH
 開場/開演:18:30/19:00
 ローソンチケット:0570-084-008【Lコード:87225】
 チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:597-421】
 e+
 チケット代:1,800円(前売・税込) ※ドリンク代別
 チケット一般発売日:12月25日(金)
 問合せ:DRUM Be-1 092-737-5300

・2010年2月24日(水)大分・T.O.P.S
 対バン有り
 開場/開演:18:00/18:30
 ローソンチケット:0570-084-008【Lコード:87161】
 チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:597-426】
 e+
 チケット代:2,000円(前売・税込)/2,500円(当日・税込) ※ドリンク代別
 チケット一般発売日:12月27日(日)
 問合せ:T.O.P.S 097-533-0467

・2010年2月25日(木)愛媛・松山SALONKITTY
 詳細未定
 問合せ:SALONKITTY 089-945-0020

・2010年3月7日(日)宮城・仙台MA.CA.NA
 対バン有り
 開場/開演:18:00/18:30
 ローソンチケット:0570-084-002【Lコード:25535】
 チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:354-813】
 チケット代:2,500円(前売・税込)/3,000円(当日・税込) ※ドリンク代別
 チケット一般発売日:12月27日(日)
 問合せ:MA.CA.NA 022-262-4787

・2010年3月13日(土)新潟・CLUBJUNKBOX mini
 対バン:concentrate/the chef cooks me
 開場/開演:17:30/18:30
 ローソンチケット:0570-084-003【Lコード:73423】
 チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:】
 チケット代:2,000円(前売・税込)/2,500円(当日・税込) ※ドリンク代別
 チケット一般発売日:1月27日(水)
 問合せ:CLUBJUNKBOX mini 025-226-7200

・2010年3月21日(日)京都・京都MUSE HALL
 詳細未定
 問合せ:MUSE HALL 075-223-0389

・2010年3月26日(金)愛知・池下CLUB UPSET
 詳細未定
 問合せ:JAIL HOUSE 052-936-6041

・2010年4月4日(日)大阪・LIVE SQUARE 2nd LINE
 詳細未定
 問合せ:GREENS 06-6882-1224

・2010年4月9日(金)東京・代官山UNIT
 詳細未定

・各チケットセンターのリンクはこちら→http://pointline.exblog.jp/12299021/
・各会場のリンクはこちら→http://pointline.exblog.jp/12163963/
・各イベンターのリンクはこちら→http://pointline.exblog.jp/12169896/



ご覧の通り、詳細が一部、未定ですので。
随時、公式HPをご覧になることをオススメします。

アルバムリリースの情報は結構、早くから解禁されたのに。
やっと、ライブツアー情報が解禁されて。
非常に嬉しい限りで。

アーティスト公式HPによりますと。
2010年1月10日(日)にまた、ツアーの詳細が解禁されるとのことです。
有難いことに、地元・福岡は結構、詳細が判明しておりまして。
地元のバンドが対バンなので、これも非常に楽しみです。

また、アーティスト公式HPでは、新しいPVとして。
「money makes the world go round」がUPされてます。
このタイトル、和訳すると、「金は天下の回りもの」でして。
意味は、金銭は1ヶ所にばかり留まっているものではなく、常に世の中を巡っている。今はお金がなくてもいつか手に入れたり、今持っている者もいつか失ったりする、ということです。
お金って、淋しがり屋さんだから、お友達の多いトコに行っちゃうんですよね。
しかも、今や、リーマン・ショックに始まる世界的不況で、日本経済はデフレに陥って。
おのれ。

で。
この曲自体、テンポが速いです。
PVの流れも速い上に、余計拍車をかけられている感じでしたが。
PVがちょっとしたショートストーリーになってて、面白かったですね。
あや兵衛個人的には、DAISUKE GOTOH氏(synthesizer & keybord)の演技が、良かったと思っております。

ただ、音量が最大になってたことに気づかなくて。
最初のドラム音の迫力に、素で声を上げて驚きました。
「うあぁ!」と。

今回のBGM:asphalt frustration「money makes the world go round」
今年も残りあとわずかになりました。
[PR]

by p_and_l | 2009-12-30 16:39 | 偏見的ライブ情報

9mm Parabellum Bullet、2ndシングルリリース決定。

今年は体調不良による、ライブ参戦辞退が多かったです。
記憶する限りでは、5回ですかね。
手元に残したままのチケットを見ると、えらく切なくなるんですよね。
あや兵衛自身の体調管理の悪さが、最大の原因です。
今も実は、風邪引いてまして。
布団で横になったまま、これ、書いてます。
これが終わったら、大人しく寝ます。
いえ、大人らしく寝ます。

全国のおとまにの皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

■タイトル:「命ノゼンマイ」
・種類:国内盤/CDシングル
・発売日:2010年1月6日
・規格品番:TOCT-45029X
・レーベル:EMI MUSIC JAPAN
・価格:1,000円(税込)
・収録曲
 1.命ノゼンマイ
 2.エレヴェーターに乗って
 3.どうにもとまらない
・概要
1. 初回限定特典として、"ダイヤルQ2"開設(とある電話番号に電話をすると、9mmメンバーのメッセージが聞け、電話を切った後に、携帯電話にメールが届き、特設サイトのURLが入手可能)。オリジナル"9mmロゴ"デコメ絵文字と、"命ノゼンマイ"スペシャル待受のプレゼント。(購入者限定特設サイト開設期間:2010年1月5日(火)~1月31日(日)23:00)
2. 初回限定特典として、3rdアルバムリリースツアーのチケット先行予約封入



ここ最近、あや兵衛、知人に薦められて、鍼灸院に通っておりまして。
鍼灸(しんきゅう)とは、針とお灸による東洋治療のことです。
知人から勧められるまでは、針もお灸も全くもって、初体験だったので。
えらく緊張しましたが、思ったほどに痛みはなかったですね。

どんな方法か言うと。
処方がその時によって、若干違うけど、おおまかに言えば、こんな感じです。
まずは針からで、仰向けになった後に、うつ伏せになります。
針を刺された後は、暫くそのままの状態でいることになります。
次にお灸で、上半身の服だけ脱いだ後に。
また、仰向けからうつ伏せの順番で行います。

徐々に針に慣れた頃、ぼんやりと天井を見ながら。
あれ、これ何かに似てるな、と考えていたら。
頭に浮かんだのが、アイアン・メイデンこと「鉄の処女」。
ヘヴィメタル・バンドの方じゃありません。
拷問具の方です。

そして、他の拷問具や魔女裁判など、イメージがあらゆる方向に派生しまして。
「Wanderland」のPVが脳裏に浮かびました。
室内にはヒーリングミュージックが終始、流れているにも関わらず。
あや兵衛の中で、「Wanderland」の曲が脳内リピートしてしまうという。
これぞ、何か、凄いカオスだ、と。
これぞ、どうにもとまらないってか、と。
あや兵衛自身の中で、妙に納得してしまいました。
で、その後。
ベッドの上で、いつの間にか眠ってましたけどね。

因みに、その日に限って、初めて、眉間に針を2本刺されました。
ちょっとこれには、驚きました。

実は、この日、待合室で、携帯電話から9mmの公式ブログを読んでまして。
その影響が、見事にここで反映しました。
恐るべし、かみじょう氏。

今回のBGM:My Wonder World「プール」
おろし生姜と蜂蜜を入れた紅茶が、体が温まって美味し。
[PR]

by p_and_l | 2009-12-28 21:01 | 偏見的リリース情報

ストレイテナー、メジャー13thシングルリリース決定。

一応、毎日更新している「三行メモ」。
何気に毎年、コンセプトを変更している「三行メモ」。
去年はタイトルと3行を含めて、起承転結な形にしていて。
それだと、タイトルでえらく悩むので。
今年はタイトルを独立させてシンプルにし、3行で序破急な形にしていて。
それだと、元々日常的な物事をネタにしているので。
ここの前枠のネタと、カブりかけることもあれば。
Twitterも始めてしまったことなので。
来年に向けてのコンセプトを思考中。

全国のおとまにの皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

■タイトル:「Man-like Creatures」
・種類:国内盤/CDシングル
・発売日:2010年1月13日
・規格品番:TOCT-40284
・レーベル:EMI MUSIC JAPAN
・価格:1,000円(税込)
・収録曲
 1.Man-like Creatures
 2.Toneless Twilight
 3.Man-like Creatures(aus remix)
 4.Man-like Creatures(instrumental)
 5.Toneless Twilight(instrumental)
・概要
 1.CD-EXTRA仕様
 2.DONKEY BOOGIE DODO -RECORDING CLIP-
 3.Toneless Twilight -RECORDING CLIP-
 4.初回限定特典として、総計1,000名への完全無料招待制ライブ「Special Live Tour "ACOUSTIC"」の参加応募ハガキ封入(※応募締切:2010年2月3日(水)消印有効/※詳細は封入ハガキを参照)
 日程・会場:2010年2月23日(火)愛知・名古屋BOTTOM LINE/2月24日(水)大阪・umeda AKASO/3月3日(水)東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE

・各会場のリンクはこちら→http://pointline.exblog.jp/12163963/



タイトルの「Man-like Creatures」。
「Man-like」には、「男性的な」という意味がありますが。
この場合、「人間に似ている」の意味の方が、しっくりきますかね。
で、「Man-like Creatures」で、「人間に似ている生物」という感じで。

3曲目収録のタイトルで「aus」とは何ぞやと思い、調べたら。
ミュージシャン・Yasuhiko Fukuzono氏の別名でして。
13歳の時に、キーボードで簡単なエレクトロニック・ミュージックを作曲して。
それがきっかけで、才能を開花させ。
1998年からは、ショートフィルムでの作曲も手がけるようになりました。
彼の最新音源は2009年9月20日にリリースされたアルバム「Light In August, Later」。
因みに、彼の公式HPにお邪魔した際。
トップに「das lied ist aus.」と、ドイツ語で表記されてました。
英語にするなら、「The music is aus.」ってことでしょうね。

PVを早速、拝見しましたけど。
今回のPVは、映像作家・小嶋貴之氏がディレクターを担当しております。
「Little Miss Weekend」や「Lightning」でも、彼の担当ですね。

PVの第一印象としては、まぁ、見事な樹海で、と。
上記で、タイトルの意味を書きましたけど。
「人間に似ている生物」ということで、ちょっと、謎の生命体ような、神秘的なイメージが湧きまして。
樹海も原生林が立ち並んで、様々な生物が生息しているような。
何処か、不思議なイメージがありますね。
だから、タイトルとPVの舞台が上手く、リンクしている感じで。
また、樹海が持つ幻想的なイメージが、曲と合っているような気もします。
アコースティックギターの音色も綺麗ですし。
あと、曲の後半に対する雰囲気の変化には、驚きましたね。
そこが、あや兵衛としてはかっこよかったです。

今回のBGM:ストレイテナー「Man-like Creatures」
樹海と言うと、「祝ってやる」の落書きがあや兵衛的に、ツボです。
[PR]

by p_and_l | 2009-12-26 22:37 | 偏見的リリース情報

2009/12/13「カットラ!!」・後編 ※ゲスト:the HIATUS

前編→http://pointline.exblog.jp/12535967/
中編→http://pointline.exblog.jp/12541435/

これからお送りするのは、2009年12月13日(日)、KBCラジオで22:00~23:00にオンエアされた「カットラ!!」という番組の一部です。
「●」の会話は番組パーソナリティーのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

細美「そこ、が、たまにね、ELLEGARDENのベースの高田雄一のね、ブログとかを見ると、どうしてこんなに自分の写真を貼るのか、と」
●(笑)
細美「自分のブログに」
●だって、貼りたいんだもん。その人は。
細美「いや、これはディスってるんじゃなくて。あのね、俺は逆に、自分の写真とか、あげたくないんですよ」
●はいはいはい。
細美「だから、いろんな人が、ブログをやっているけど、ブログがその人にとって、どういう意義を持つかっていうのを…もう、まちまちですよ」
●バッラバラだと思う。
細美「バラバラですよね」
●何か、それをホントにツールとして、使おうとしてる人達ももちろん、いっぱいいるワケです。
細美「うん」
●それによって、 何か同じ趣味が合って、でもいいし。何か共有できたりっていう人もいるだろうけど、そうでもない人もいるだろうね。
細美「ですよねぇ。ほらほら、最近、友達とかとご飯に行ったりしたら、あ、ちょっと待って、ブログ用の写真撮るから、とか。その、外に出ることや、日々の生活が総て、ブログのネタ探しになってる人、いるじゃないですか」
●うんうんうん。俺ね、凄いと思うよ。その魂がとかね、気持ちがあったらね、もっといろんなこと知れると思うんだよね。凄いと思うよ。その行動力と気合いがあれば(笑)
細美「(笑) いやいやいや、それが、だから、今、危ない方に行ってるけど、ブロガーに対する、アンチテーゼにならないようにしたいんだけど」
●うん、もちろんね(笑)
細美「それはね、凄い世界的に有名なロックの、写真家の女性も、私はある時、写真を撮ることの意義に気がついた、と。例えば、カメラを持って、写真を撮るというだけで、1人旅に意味が生まれる――」
●あぁ、はいはいはい。
細美「って言ってて。それと同じように作用するんだったら、ブログも全然良いと思うんだけど。危ないのは――俺、『ファイトクラブ(※注1)』のブラッド・ピットの台詞で、凄い大好きなのがあって、『Things you own end up owing you.』っていう、お前が所有してたモノが、最早、お前を所有しているっていう――そうなってなきゃ良いなぁ、っていうのが、ちょっと思ったりしてね。結局、アンチテーゼになる、っていう。危ないなぁ、これ」
●いや、そんなことないよ。うん、嫌だ。僕もブログ書いてますけど、最初2年間、毎日書こうって、自分に課したんですよ。
細美「絶対無理じゃないですか。書けた?」
●書いた。
細美「うわ、凄い!」
●それは、削除して下さい、って言われただけは消えてるけど。書いたね。
細美「あー…」
● 僕はね、仕事がラジオで喋ることなので。1日をしっかり、終わらせるために、今日何があったかって、ぼんやり終わるんじゃなくて。今日の1日の終わりで、 1回振り返ることで、文章化することによって、その日のことが、また何日か後に、同じような話のネタが本番中に来た時に、文章に1回してるから、言葉とし て非常に伝わるっていう、修行のためにやったんです。
細美「あー… なるほど。うん。だとすれば、公開する必要はない、って言う話?」
●そう。でも、そこが難しかったね。じゃあ、誰も見てないならやる? それ。
細美「(笑) や、そうだよ」
●凄くキツいよ。
細美「そうだよね。あぁ、だから、自分の為なのに…」
●そうそうそう。
細美「あぁ、なるほど。そういうのがあるのかぁ。はいはいはい」
●だから、いろんな取り方があるかなぁ。
細美「それは面白いですねぇ」
●うーん。でももう、やめたい人はいっぱいいると思うね。
細美「始めてしまったものの?」
●始めてしまったものの、もうちょっと、いいかなって思ってる人もいると思うけどね。
細美「俺なんかの場合は、何故、今こういう、ことを、するのか、何を思うのか、みたいなのを、釈明じゃなくて――あの、何て言うのかな、話した方が良いこと。その、ちょっとこないだね、男らしさの話になったりした時に、いらんこと言わない方が男らしい、みたいなね」
●はいはいはい。
細 美「その鉄則は、俺の中であるんだけど。何も言わないのが、じゃあ、一番男らしいのかって言うと、そうではない、と思ってて。言わなきゃいけないことは、 言わなきゃいけないことだけ、ちゃんと言えるのが、俺の中で一番ぴったり来てるんですよ。で、その言わなきゃいけないことを、言う場に、俺の場合、ブロ グって、凄い有難い、発信の場なんだけど。凄く支配的じゃないですか、ブログって」
●うんうんうん。
細美「自分が書いて、載せて。したら、もう、そこに書いてあることが、あたかも真実かのようになるから。もうホンットに気をつけなきゃいけないのが、自分を正当化するツールに、ブログを使うのだけは、一番かっこ悪いと思ってて」
●うーん…。
細美「それだけは、絶対避けたい。だから、書き終わった後に読む時に、俺、言い訳してないか、何処かで、っていうのは、やっぱ探すんですよ」
●うんうんうん。判る。それも判る。判るなぁ。ごめん、俺が止めたいんだよね、今、ブログをね(笑)
細美「(笑)」
●難しい。うーん…。でも、その覚悟、言わなきゃいけないことがあるっていうのはね。もちろん、その為っていうのも、良いと思うなぁ、でも、ホントに。
細美「うーん…。――と、思いますね。誤解が人を傷つけることあるからね」
●ある。でもね、言葉って、ホンットに不完全だから。ツールとして。
細美「そうですねぇ」
●だからね…難しいっすよ、やっぱり。
細美「言葉ほど、人の想いを伝えるのに適さない道具はない…っていう」
●ないね! びっくりしますね、あれはね。
細美「これはでも、ホントに、『神との対話(※注2)』にも書いてあったけど、言葉ほど、ホントにね――不確かって言うかな、不正確にしか物事を伝えられないモノはない。それよりもっと、表情とか…」
●そうそうそう。
細美「だから、ラジオって良いんだよね!」
●そう。
細美「声のトーン、ここに含まれるモノが、本物か偽物かって、リスナーの耳で、脳で見抜くじゃないですか」
●だから、ブログって危ないんだよなぁ。危ない。
細美「凄ぇ、グチャグチャに落ち込んで、わんわん泣きながら、今日は最高の1日でした、って書いたら、元気そうに見えちゃうもんね」
●見える、見える。字面だけだからね。
細美「うん。まぁ、それは信じないようにしないとね。と言うことは、いわゆる、俺のブログも信じるな、っていう…」
●そんなことは、ない(笑)
細美「まぁ、極力、落ち込んでる時は、ちゃんと落ち込んでる言葉で書いてます、けど」
●そうだね。だからね、言葉を使わなきゃいけないし、音も使わなきゃいけないから、ね。
細美「でも、人間ってほら、まぁ、そこまで馬鹿じゃないからね、もしかしたら、句読点の位置とかで、あ、嘘ついてんな、とか判るんだろうなぁ、と思って」
●(笑) うん。まぁ、それはホントに、字面だけのお仕事いっぱいされてる方なんかはね、感じるでしょうね。――長くなっちゃったね。
細美「はい。全…く、シングルと関係なかったけど、最高に楽しかったですね、今日」
●あと、10日後にライブDVDが出ます。12月23日。年末年始、これを観てもいいんじゃないでしょうか、と。
細美「いやー…、どうですかね? ニューイヤーな雰囲気ではないかもしれないけど(笑)」
●今年の締めに観るのは、いいですか?
細 美「今年の締めに――ただ、何で今更、この、ライブなんだっていう…ことなんだけど。これ、ツアー3回回ったうちの、最初のライブのファイナル、なんです よ。だからね、何だろう――the HIATUSは今は、7人でやってるけど、最初、始まった時5人で。その5人で一旦、辿り着いた、記録――何て言うのかな、山登る前に、準備して、ベースキャンプに着きましたよって、ベースキャンプは撮れてるんじゃねぇのかなぁ、っていう…感じですね」
●なるほど。
細美「最初のベースキャンプの模様。で、そこに2人加わって、もう山登り始めてるから、また切り取るとしたら、今度は山の中腹、ビバーク(※注3)中になるかもしれないですけどね」
●そうか、そうか。その後は、我々も見に行けばいいワケですからね、登ってる途中をね。
細美「そうですね。まぁ、ライブ観てもらうのが、一番良いんですけど。スタッフもこれだけは、もうどうしても、記録に残したいって言ってたんで。皆でやってることだから。はい」
●また、何処かのタイミングで、話を伺えたら。
細美「いや、これホントに楽しかった(笑)」
●(笑) 今日は有難うございました。
細美「有難うございました」


~解説~
※注1:ファイトクラブ
1999年に公開された、チャック・パラニュークの同名小説を映画化した洋画作品。
出演はエドワード・ノートン、ブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム=カーター、ミート・ローフ。
空虚な生活を送る主人公が、謎の男に導かれるまま、謎の秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになり、鍛え抜かれた男達が己の拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶で危険な空間に巻き込まれていくストーリー。
余談だが、ELLEGARDENのアルバム「BRING YOUR BOARD!!」に収録されている5曲目、「Wannabies」の歌詞には、ブラッド・ピットが登場する。

※注2:神との対話
アメリカ人のニール・ドナルド・ウォルシュによる書籍。
1998年時点で24か国語に翻訳され、国際的にベストセラー・リストに登場している。
日本語訳は1997年から1999年にかけて、サンマーク出版から第1部から第3部まで発刊されている。

※注3:ビバーク
ドイツ語・フランス語で、意味は登山で、露営すること。特に、不時の露営をすること。
[PR]

by p_and_l | 2009-12-24 00:18 | ラジオレポート

2009/12/13「カットラ!!」・中編 ※ゲスト:the HIATUS

前編→http://pointline.exblog.jp/12535967/

これからお送りするのは、2009年12月13日(日)、KBCラジオで22:00~23:00にオンエアされた「カットラ!!」という番組の一部です。
「●」の会話は番組パーソナリティーのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

●いやぁ。ジャケット、何なんですか、これ。1+1=3。
細美「これね、ベルギーのアーティストの方の、もう既にあった絵を…」
●あぁ、使わせてもらったんだ。
細美「はい。で、デザイナーの人が、物凄いたくさん絵画を選んでくれてきて。で、どういうジャケットがハマりますかね、なんて言ってて。何かその、敷居が高くなるのが嫌で、今回」
●はぁはぁはぁ。
細 美「まぁ、もちろん、アートではありたいな、と。これ、ゴッチ(=ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・ギター、後藤正文)が言ってたんだけど、音楽はフォーマットとしては、アートであるべきだっていう。俺もそう思ってて。 フォーマットとしてはアートであるべきなんだけど、その、何て言うのかな――ちゃんとした靴を履いてないと、ウチの美術館にはあげません、みたいな、そう いう敷居の高さはやっぱりいらない」
●うん。
細美「ロックだし。俺もそういう生き方してきてないし。だから、俺が自分なりに芸術だ、と思って表現する時に、音が歪むのは、もうこれは必然だな、と思ってて。で、それが実は、あ、単純にそれを、ロックと呼ぶのかって思うんだけど」
●おぉー…。うんうんうん…。
細美「ジャンルじゃなくてね。だからやっぱり、生きてきた道…で、決まってくるんだなぁ、なんて思ってて。で、その、作品性をしっかり保ちながら、敷居を極力、下げると、ジャケットはどうなるかな、っていう観点でしか、選んでないんですよ」
●ふーん…。
細 美「ここでまた、伊澤一葉が出てくるんですけど。その、最初ね、レイアウトした時、この真ん中の帯に『1+1=3』っていうのは、もっと真ん中に入っ ちゃってて。これ見て、『何か、この1+1=3っていうのが、メッセージみたいになっちゃってて、これ、嫌です。別なメッセージが入ってますね』とか言っ て」
●(笑)
細美「でも、その意見は凄い正しくて。それはその、アーティストの人のメッセージであって。俺達、the HIATUSのメッセージじゃないから、もうちょっとフォーカスをズラしたい」
●なるほどねぇ…。受け取った側は気になるだろうね。その説明を聞かないとね。何だろう、そのために、って思っちゃうかもしんないもんね。
細美「うん。ですよ、ねぇ…」
●思っちゃうかも。
細美「そう。そうなんですねぇ…。まぁ、そう思われても別に、良くて」
●そうだね。
細美「自分達がそういう意味合いで、作っていないっていうことを――まぁ、作品なんて、全部そうじゃないですか。どういうふうに受け取られるとか、曲解されるとか、解釈されるとかってのは、実は、受け手の自由で」
●そうねぇ。
細美「で、このジャケット見た人が、『1+1=3』とは何ぞや、the HIATUSから発せられた、この奇々怪々な難題は一体、何を意味してるんだ、んんー、って考えるのも、自由」
●(笑) そうなんだよね。
細美「それで、オーディオコメンタリー的に、この番組を聴いた時に、何だ、違うんだ、って、いうまぁ、それで良いんじゃないのかなぁ、と」
●まぁ、模様でぐらいしかないワケですよね。絵ももう別に、記号・数字ですら、とってないってことですよね。
細美「自分はそうなんですけど。でも、その『1+1=3』、非常に明解なメッセージが、ありますね。まぁ、そのメッセージが自分にとって、嫌なモノではない、です。全然」
●うんうんうん。
細美「で。だからって、それを自分がアバンギャルドである、ことの、代名詞かのように、流布しようって気は全然ないですけどね」

●でも、こうやって、やって、できて。世に出した時点で、オーディエンスの自由になるワケじゃないですか。
細美「そうですね」
●圧倒的に。それをずーっと繰り返してきたワケじゃないですか、人生で、結構。
細美「うん。うんうんうん」
●そこの楽しさっていうのがやっぱり、そっちの方が大きいってことでしょ?
細 美「そうですね。だって、あのー、今までどう解釈されてきて、物凄い、これは凄い作品ですって言って、大英博物館とかに飾られてる、シュールレアリスム の、1枚のね、抽象画。本人は全っ然、そんなこと思って、描いてないモノとかも、絶っ対あるから。それは非常に楽しい。逆に、作者がいや、そうじゃなく てって言われた時に、いや、ほっといて。いいじゃん、別に、俺がどう観たって、みたいな、のも有りだと、は、全然思いますね」
●(笑)
細美「だから、それを誤解って呼ぶのか、解釈って呼ぶのかは、もう全然…」
●だって、全く同じって、ないからね。
細美「そうなんですよね。同じ文、を書いてね――ホントたかだか、100文字もないような文章を書いて、100人に見せたら、100人が違う意味に取るでしょう?」
●取る。あれは凄いですよね。
細美「うん。それもそういうふうにできてるんだから、それを楽しまないと、いけなくて。なのに、でも、何となく、もしかしたら、ここ10年間の創作活動って、皆、それを画一的な方に誤解されまい、誤解されまいみたいな方に、行っていた感は、もしかしたら、あって」
●うん。
細美「自分ももう、そういうふうに活動していた、んじゃないのかなぁ、と思うんですよね。で、これもゴッチの受け売りになっちゃうけど、いい加減ね、世のアーティストは皆、もう、そうじゃねぇんだよな、って気づいちゃってるんじゃないかな、というね」
●あぁー…。
細美「…のは思います。ですね」
●そうね。受け手が今、何か凄いなぁ、と思う時があるんですけど。同じライブを観に行っても、今、1億総ブローガーだから、皆、すぐあげてんじゃん。
細美「そうですね(笑)」
●あれ、凄いね。人って、ホント違うんだな、って思うし。あんなにあの空間は、同じような気持ちになってたと思うワケですよ。
細美「はいはいはい」
●多分、それもオーディエンスしも誤解してるワケですよ、言ったらね、ちょっと。あ、違ったんだ、皆一緒になってたから、もう、それと思うワケですよ。ただ、そういう方向に行ってるってことは、間違いないワケであって。
細美「うんうんうん」
●パフォーマーが1つの演奏をやる、皆が同じような風景が観えたりとか、同じイメージに突き進んでるような感じって、感じる時、あるじゃないですか。ライブハウスの中に入ってる時に。
細美「全然、ありますよ。凄い一体感が。でしょ?」
●そうそうそう。それでも返って、そんなの観ると、それでもあれでも、バラバラなんだな、っていう時があったりするワケですよね。
細美「はいはいはい」
●だから、凄いなぁと思って。だから、思ったことと、また、感情で表現の仕方がまた、オーディエンスも違うワケだからね、人それぞれね。あれは面白い。やっぱ、それがあるから、ライブって面白いんだろうな、って、もちろん思いますけどね(笑)
細 美「あぁ、そうか。いや、ライブに関して言えば、でも、できれば――何て言うのかな、帰ってから、頭に観えた景色を、文章にした時に、それを誰かが見た時 に、あ、全く同じモノが観えたっていう…そこがまた、その、音楽の神秘性だったり、するなぁ、と思うんですけどね。逆にね、まぁ、その、ちょっと凄いワク ワクしてきた、ね、1億総ブローガーに関してはね、ちょっと語りたいな、って思っちゃいますね」
●(笑) あ、そう? 語って、語って(笑) 語っていいよ。
細美「(笑) いや、あれはね。あの、これは一体何なんだろう、と」
●いや、びっくりするよ。
細美「うん。いやいや、あの、ブログを書いてる人に対して、ディスってるワケじゃなくて。あの、自分ももちろん、ブログを書いているので、その楽しさは判るんですよ」
●うんうん。
細美「その、共有したいモノ? 何て言うのかな、凄い不特定多数に手紙を出せる、みたいな――」
●そうだね。
細美「感覚が俺はあって。しかも、その、何だろ、興味のある人しか観にいかないからね」
●そうそうそう。
細美「受け取ってほしい人に、受け取ってほしい人達のポストに、こう、一斉に投函できるような、感覚、なんですよね」
●判ります。
細美「皆、そうなんだろう…か」
●いや、違うと思うよ。
細美「と、思うんですよ」
●うん。違うと思うね。

後編→http://pointline.exblog.jp/12541737/
[PR]

by p_and_l | 2009-12-23 23:45 | ラジオレポート

2009/12/13「カットラ!!」・前編 ※ゲスト:the HIATUS

これからお送りするのは、2009年12月13日(日)、KBCラジオで22:00~23:00にオンエアされた「カットラ!!」という番組の一部です。
「●」の会話は番組パーソナリティーのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

●さて、今夜のゲスト。自己紹介から、お願い致します。
細美武士(以下、「細美」)「はい。the HIATUS、ボーカル・ギター、細美武士です」
●宜しくお願いしまーす。
細美「宜しくお願いしまーす」
●ELLEGARDEN時代に一度、この番組には来ていただいておりますが。
細美「ですね」
●相当、前だということが判明しましたね。
細美「4、5年は前でしょ」
●4、5年は前ですね。
細美「お久し振りです」
●お久し振りです。宜しくお願いします。今年はアルバムをリリースしたのに、なんと11月18日、EPもリリース。と言うことになりました。何か、暗ーいですね、森の奥にですね――変なコト言いますよ?
細美「はい(笑)」
●(笑) 誰も普段行かないような、タダッ広い池があるんですよ。
細美「はい」
●池と言うか、湖みたいな。
細美「うんうん」
●月明かりの中、突きつめていくと、そこにポコッて出くわして。そこでいろんな方向から、波紋が揺れて出てきてるような。
細美「うんうん」
●それがまぁ、またぶつかり合ったりとかしながら、湖面を揺らしてるイメージっていうのが、特に今回のEPを聴いた時に、そういうイメージを持ちました。
細美「あぁ、もう、最高ですね。あの、何て言うのかな、哲学的にその心象風景での泉とか沼っていうのは、人の深層心理だから」
●うん。
細 美「その、例えば、5人がそれぞれ、凄い離れた対岸にいる人もいるけど、同じ泉の周りで一緒にせーの、で投げ入れた時に、その広がった5つの波紋の様を、 ただ別に、5つの波紋じゃない? 石以外。投げ込まれて入れただけじゃない?って目線で見る人にとっては、それは永久に、ただの湖面の揺れでしかないんだ けど、その5つの波紋が同時に、こう重なる様?」
●うん。
細美「それがもしかしたら、凄い無様だとか、滑稽だとか、一見、駄作に見えるモノとか、が、実は凄い面白いって気づく人は、気づくし、みたいな、トコですよね。音楽ってね」
●そうですね。

曲:the HIATUS「Insomnia」

●3曲入ってるんですよね。これが1曲目で。
細 美「そうですね。ホントは、えーっと、最後の最後まで、タイトルを『Antibiotic』にするか、『Insomnia』にするか、迷ったんです。 まぁ、でも、直感を信じようと思って――箇条書きにできる理由はないんですけど、『Insomnia』かな、と思って、つけましたね」
●この1曲目と3曲目、ちょっと3曲の中では、トピックと言うか、ちょっと飛び上がってるんですよね。
細美「そうですね」
●だから、もちろん、2曲目も含めてなんですけど。あぁ、悩んだんだ、やっぱり。
細美「悩みましたねぇ。その、the HIATUSが面白いのは、自分の生活の中で、BGMに使えるっていうね、自分の曲なのに」
●自分の曲なのに。
細美「『Antibiotic』って、どんな時に聴いても美しいから、凄い自画自賛してるようで――それは誰にとっても、そうだと言ってるんじゃなくてですよ」
●もちろん。
細美「俺にとって、例えば、落ち込んでる時、楽しい時、元気がない時、やる気がない時とか、自分が凄い駄目な時とか、あと、自分が人間としてのコンディションが超良い時とか、いつ聴いても美しいな、と思うから。あの、いつでも聴ける?」
●そう。
細美「曲によっては、今は聴きたくない曲とか、どうしてもあるじゃないですか」
●判ります、判ります。
細美「今、どうしても聴きたい曲があるけど、『Antibiotic』はいつでも聴きたいですね」
●凄いね。
細 美「もんの凄い複雑に作り込まれているけど、実はめちゃめちゃシンプルなことしかやってない、曲で。何だろうなぁ、いらんモンも入ってないし、足りないモ ノもないなぁ、っていう、譜割りとかも、自分の中ではもう完全体――その、4分の4拍子で、綴ってくモノじゃないけど、そこも含めて、あ、凄ぇ、完成され てるなっていう、感じは、ありますね。まぁ、自画自賛ですね」
●いや、ホントに美しいなぁ、って思いましたね。うん。一応、それとオチる必要あるのかな、と思ったんですけど、そうでもないですね。
細美「そうなんですよ(笑)」
●(笑)
細美「なんかねー、凄ぇ喋りやすいから、ズラズラと喋っちゃってるけど」
●どうぞ、どうぞ(笑)
細美「もちろん、その、何だろうな、気合いもあるけど、どちらかと言うと、勇気を感じる歌だなって、自分は思ってるんですけどね」
●思います、思います。最近は、とても判りやすいモノが多いので。まぁ、もちろん、表面だけで取るとっと言うと、また、アレなんですけどもね。ここまで綺麗に作って、それを感じさせるっていうのは、凄いなと思いましたね。
細美「これはでも、もう、最初の成り立ちが凄い美しくて。あの、堀江(博久)さんがシンセサイザーをバッと弾いて、柏倉(隆史)君が打ち込みでリズムを入れて、ループ素材やったの、最初」
●うんうん。
細美「そのループ素材がもう、圧倒的に美しかったの」
●へぇ…。
細美「これ、もう、どういじっても、美しいってのかな、ただ、そこに――メロディを乗せるって言うのかな、曲として成長させていくのは、まぁ、凄い大変でしたね」
●うーん…。
細美「最初、1日丸々かけて、こういう方向かな、と整えたモノをエンジニアの菅井(正剛)君に聴いてもらったら、『…そんなん、どうかと思いますよ』って言われて(笑)」
●(笑) それ、どういう意味で。
細美「あれはねー、まぁ、俺も菅井君の、どうかと思いますよ、を聞いて、返した言葉が『だよね』だったんですよ(笑)」
●(笑) うんうんうん。
細美「こうかな…と思って、作りながら、心の中ではいや、いやいやいやいや…と思いながら、凄い簡単に形を整えてった時に、どうかと思いましたよって言って、俺もよくぞ言ってくれた、みたいな。あぁ、これじゃないよね、と思って」
●うん。
細美「また翌日、今度はピアニスト・伊澤一葉が来た時に、伊澤一葉にも投げつつ、これを、何とか曲にしたいんだっつって、で、譜割を取っていって。したら、こういう形になって」
●ふーん…。
細美「一葉君は最初、『えーっ、何でここで、何で6拍なんですか』みたいな」
●(笑)
細 美「『ここ、普通に8(拍)で良くないっすか?』みたいな。言ってて。『まぁまぁまぁ、そう言わずにさ、弾いてみようよ、ここ、6拍で。6拍でできてるん だからさ』っつって。できた挙句ね、レコーディング直前に、一葉君からメールが来て、やっぱりあそこは6拍で正解でしたね、みたいな(笑)」
●(笑) 凄いね。正解を導き出したね、ちゃんとね。まぁ、でも、できてたもんね、そこでね。
細美「何か、自分の中では、結構、確信に迫るモノが、ありましたね」

中編→http://pointline.exblog.jp/12541435/
[PR]

by p_and_l | 2009-12-22 23:43 | ラジオレポート

BIGMAMA「Love and Leave」

福岡にも雪が降りまして。
カーステからは、とあるラジオ番組が雪に関する曲のリクエストを募っていて。
雪に関する歌は豊富だな、と改めて思いつつ。
寒いもんは寒いんだ、と改めて思いつつ。

全国のおとまにの皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

f0042928_20494558.jpg・種類:国内盤/CDアルバム
・発売日:2007年12月5日
・規格品番:RX-015
・レーベル:RX-RECORDS
・価格:2,310円(税込)
・収録曲
 1.the cookie crumbles
 2.Baseball prayer
 3.We have no doubt
 4.HAPPY SUNDAY
 5.Today
 6.CHAIN
 7.Neverland
 8.The Man's Sorrow
 9.I'm so empty
 10.CPX
 11.Moo
 12.Candy House


知人女性と2人で食事をした帰り、彼女が運転する車内で、こんなことを訊いてきた。
「昔に戻れるとしたら、いつがいい?」
彼女が酒好きだと知っている故に、自分だけ呑むのは申し訳ないと、酒は遠慮して断ったのだが、半ば脅迫に近い形で勧められて、素直に受け入れることにした。芋焼酎のロックを2杯だけ呑んだ。久々の再会に、話が盛り上がり、2杯目の焼酎なんか、まだ半分も中身が残っていたにも関わらず、氷が解けきっていた。
彼女は続けて言った。
「私はね、19歳がいいな」
19歳と言えば――自分は当時は、大学生だったな、と。
アルコールのせいか、興奮の延長のせいか、少々、靄のかかったような頭で、そんなことを考えた。

数ヶ月前、ほんの思い付きから、母校の大学に行ってみた。
日曜日だったこともあって、学生の姿は殆どなかった。せいぜい見かけたのは、グラウンドの片隅で、ジュース片手に談笑する数人の野球部員や、構内のベンチで、携帯電話でメールを打つ柔道着姿の1人の女の子くらい。
数年振りに足を運んだ大学は、在学当時と外観が非常に変わっていて、驚き半分、羨望半分と言った感じだった。それでも、変わらない部分もあり、当時の思い出を脳裏に駆け巡らせていった。
稀に軽音楽部のライブが行われていた広場、休校を期待して見ていた掲示板、一度、昼寝場所として使用した人気のない教室。
また、今更ながら、初めて軽音楽部の部室場所を知り、こんなところに、と愕然としつつ、当時、どれだけ音楽に関心がなかったのか、と呆れてしまった。
一巡し終えて帰ろうと、枯葉の舞う並木道を通って、校門へ向かう最中――

あぁ、これだ――自分の中で何かが弾けたように、声を漏らした。

今年の5月に、初めて野外フェスで観た彼等のステージ。
「the cookie crumbles」――そこで、彼等の曲を初めて聴いたはずなのに、密かにずっと、気になっていた。
既視感と言うべきか、この曲を聴いたイメージを自分は、前に経験したことがある、と確信を持っていた。
これまで何度もこの曲を聴いても、結びつかなかった答えが、ここに来て、ようやく具現化したのだ。
物凄く嬉しかった。その日は早く、もう1度その曲を聴きたくて堪らなかったことを覚えている。

「私は――戻りたくないですね。今のままがいいです」
そう答えると、彼女は意外だったようで、声を上げて驚いた。
自分にとって、それは本心だった。昔から、過去を顧みることが苦手で、だからこそ、失敗を繰り返しては、逃げ出すこともあった。
かつて、誰かが今の知識のまま、姿だけ、昔に戻りたいと言っていたが、そんな肉体と精神のアンバランスなんてナンセンスだ、と非難したこともあったような。
自分もあの時、別の選択をすれば、どうだったのだろう、と考えてみても、イメージが湧きやしない。
もっと、こうすべきだったと思っても、暫くして、また違った形で繋がりを持つことを知った。
どんな辛苦の中でも、ささやかな希望を見出す術が判ってきている。
だから、当時の自分に逢えるのならば、可能性はいくつもあるから、大丈夫だと、助言したりして。
それこそ、ナンセンスかも知れないけど。

彼女と自分は、10歳ほど歳が離れていた。
母であり、職人であり、女であり、様々な顔を包含している彼女は、計り知れない強さを持っている。それは、これまでに培った経験や元来の才量の賜物だろうと思っている。
何故、19歳なのか、と興味本位に訊いてみたら。
「もっと、恋をしたかったねぇ」
しかも、旦那には、内緒ね、と最後に付け加えるもんだから、一瞬、瞠目した後、年上だと判っていても、可愛いと叫ばずにはいられなかった。
そんな彼女を、自分は尊敬して止まない。

因みに、彼女と別れた後、自室へまっすぐ戻り、彼等の曲を聴いた。
今度行く、彼等のライブが楽しみで仕方ない。

今回のBGM:BIGMAMA「Today」
このアルバムのセルフライナーノーツもオススメです。
[PR]

by p_and_l | 2009-12-18 20:51 | 今日の1枚

asphalt frustration、1stフルアルバムリリース決定。

「せいぞろい へんないきもの」という本を読みまして。
タイトルの通り、変な生物について、挿絵付きで書かれているんですけど。
その中で見た、セアカサラマンダーという生物は、一夫一婦制で。
メスは、他のメスと交尾したオスに対し、噛んだりして激しい攻撃をするそうで。
両生類なのに、ここまでやるのかと、えらく感心しました。
本の中で、スベスベマンジュウガニはないかな、と探したけど、なくて。
単に、名前だけが変だと、ダメなのか。

全国のおとまにの皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

■タイトル:「autochrome」
・種類:国内盤/CDアルバム
・発売日:2010年1月8日
・規格品番:NIW-49
・レーベル:Niw!
・価格:2,625円(税込)
・収録曲
 1.time has came!
 2.let down
 3.money makes the world go round
 4.humming bird
 5.night falls
 6.like snow -slug ver-
 7.winter is blue
 8.sunny day
 9.fly
 10.223



よく考えたら。
あや兵衛、今年は、asphalt frustrationのライブに行ってないのか。
最後に行ったのは、去年の11月で。
それが初めてのライブをだったせいか、えらく印象に残ってて。
今年のような、錯覚になってました。
来年、ライブに行けたらいいな、と思います。

だいたい、と言うか、もう殆どですね。
音源リリースは水曜日というのが、お約束ですけど。
今回のリリースは、なんと金曜日です。
新年早々、珍しいことで。

タイトル「autochrome」は「オートクローム」と発音しまして。
意味はどうやら、初期のカラー写真のことみたいで。

何と言いますかな。
最後に、オリジナル音源をリリースしたのが、3rdアルバム「UNDO,PRAY」と、2007年で。
それ以降に、いろいろとメンバーが変わっていって。
現メンバーは、REO HOUMAN(Vo.)、DAISUKE GOTOH(synthesizer&key.)、TATSUYA TAKANASHI(Gt.&backing Vo.)、RYUICHI KIKUCHI(Dr.&percussions)、TAKAKI MUKOUYAMA(Ba.)となりまして。
更に、サポートメンバーとして、MATSUTOMO GO(pc manipulator&Bbacking Vo.&aflo)。
あや兵衛が当初、アスフラを知った時から、メンバーが約1.7倍に増えましたよ。
このメンバーで制作された、初の音源ですし。
ある意味、アスフラの新章みたいな感じで。
アスフラの5人のメンバーから成る、様々な「色」を見せてくれるんじゃないかな、と思っております。

そんな中で、1曲目のタイトルが「time has came!」と、「時は来たり!」ですからね。
非常に期待感が持てます。

収録曲の「sunny day」を、myspaceで試聴してみましたが。
サビでは、体でリズムを刻んじゃいますね。
ホント、ライブに行きたくなってしまいますわ。

今回のBGM:the telephones「Baby.Baby.Baby」
バンドの解散・脱退の話は、どうしても引きずるところがある。
[PR]

by p_and_l | 2009-12-17 22:00 | 偏見的リリース情報

2009/11/30「somewhere something」・後編 ※ゲスト:the HIATUS

前編→http://pointline.exblog.jp/12492678/
中編→http://pointline.exblog.jp/12495743/

これからお送りするのは、2009年11月30日(月)、CROSS FMで13:00~17:00にオンエアされた「somewhere something」という番組の一部です。
「●」の会話は番組ナビゲーターのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

●それ、ブログにいろいろ書かれてるんですよね。
細美「あ、結構ね」
●カンボジアに行った――あの、アンコールワットに行ったりする友達が、結構、樹の話とかをよくしてたんで。
細美「樹?」
●うん。何か、あのね、建物を、こう…
細美「榕樹(ようじゅ)(※注1)?」
●榕樹って何ですか?
細美「あのー…遺跡を飲み込む樹のことかな?」
●そうです、そうです。植物がこう…
細美「あれは…凄いですね。いっぱい写真撮ってきたんで。タ・プローム(※注2)という遺跡で」
●そうなんですか。ちょっと、その辺りもブログを見ていただければと。
細美「カエルつぁんの話、知らないんで、良かったら…」
●いやーいやいや、も、もう…聞いても、もう、それ見なくても…
細美「いや、ホンットに美味しいん、だって」
●淡白って言われますけどね。
細美「あのね、鶏のササミのちょっと、硬い版」
●でも、あの形ですよね。
細美「完全に」
●あ、もう…(笑)
細美「頭と内臓は取ってあるんです」
●ひー!
細美「裏返しで出てくるから…」
●背中ってことですか?
細美「背中から食べていくんだけど、流石にね、アナルの辺りを食べる時はね…」
●お尻ですか?(笑)
細美「そう。肛門の辺りをナイフで切ってる時は、今から喰うんだよなっていうのと、あとね、最後の最後まで、裏返って出てきてるのを…」
●もう、いいー!(笑)
細美「それはちょっと…(笑) 表にするのはね、結構、勇気が要りましたね」

●前回のツアーが、ホントに音でも良いな、って思って。「紺碧の夜に」とか、「Little Odyssey」とかが、凄い好きなので、世界観とかが。好きなんですけど、観たら、ライティングとかが、やっぱりその、もう、天使の梯子(※注3)ですよ。
細美「天使の梯子…あぁ、はいはいはい。空とね」
●雲の間からビューッと。あんな感じのライティングだったので、おおー!と思いながら。あと、遅れてきた、福岡では男性のお客さんがいらっしゃったんですけど。(※注4)
細美「うんうんうん」
●それを目ざとく観て、ホンットに対等…って言ったらおかしいですけど、それをよく、こう、言葉の端々から感じられるんですけど、細美さんのお話とかで。
細美「はい」
●ホントに、「今来たー!」って言ったら、「おぉ、もう終わりなんだ。悪いけど、あと1曲なんだよ、お前」みたいな。普っ通ーに話してて。お客さんですよ。
細美「はい」
●それで、「じゃあ、お前の為にやるよー!」みたいなね。
細美「はい」
●一生忘れんけん、そんなこと言われたらって思いながら。
細美「(笑) ありましたね、そんなこと」
●彼の人生は変わるかもしれないと思いましたよ。
細美「そーんなことないすよ」
●いやいや、でも、これはやっぱり、凄いことだと思って。で、それを皆が凄い「よっしゃあー! よかったねー!」みたいな、1曲だけだけどっていう、周りの、お客さんの空気も凄い良かったし。
細美「そうですね」
●良いモノ魅せてもらったなぁーと思って、帰りました。
細美「いや、それはホント、恵まれてますよね、俺達はね。観にきてくれる皆が、凄い良い人だから。それに恵まれてると思います」
●MCで仰ってた、音楽なので、人柄がどうだとか、何着てるかとか、そういうのは関係ねぇんだ、っていうことだったんですけど。いや、でもやっぱり、そこ、音に対する真摯な姿勢であるとか――良いことばっかじゃないけど、これが欲しいって言うか、やっぱし、痛くても取りに行くみたいなところ、に共感したり。そうありたいなとか、よく判んないけど、多分アレだって思ってる人が多いんじゃないかな、と私は思います。
細美「ほうほう」
●だから、細美さんの人柄じゃないけど、そういうところも当然、あるんではないかな、と思いました。
細美「どーですかねぇ」
●(笑) でもね、また、これ、the HIATUS、やめられないです?
細美「やめられないって。やめるつもりないですよ(笑)」
●もちろん、そうだと思うんですけど。ほら、すいません。私も春に、ね、ELLEGARDENの活動休止っていう、流れからの話で伺って。
細美「はいはいはい。そうかそうかそうか」
●そうか、こういうバンドで、と思ったら。人も増えたし(笑) どんどんやりたいことって言うか、実験もなさってるし。何かこれはこれでもう、両輪みたいな感じに――細美さんの中で、実際、どう…
細美「うん。まぁ、両輪、とか、は、えーっと、そういう考えとかはしてないけど。まぁ、活動休止中も俺は、ELLEGARDENのボーカル・ギターであることは変わりはないし。ので、でも、その、休止してる間に、間だけやるようにっつって、the HIATUS始めたワケでもないんで。うん。そのうち、まぁ、2つやってる人になるんじゃないのかなって、思ってんですけどね」
●面白い、ことに、なってきた、な、と、思って。
細美「そうですね」
●興味深く見せてもらってます(笑)
細美「そん時皆、皆が皆、2つやってる人になれば、全然問題ない、し」
●他のメンバーもそうですしね。
細美「そうそうそう。だから、半年おきに、とかやっても良いだろうし、とかね。まぁまぁ、そういう具体的なことは、あの――嬉しいことじゃん、だって。再始動するんだったら」
●いやぁ、そうだけど。なので!
細美「嬉しい、時だったら、どんなこともね、どんなパワーでも乗り越えますよ。大丈夫」
●や、でも、凄く良い空気を感じてるので。
細美「はい」
●今回のツアーも。そして、また、もうあっという間の年末なんですけど。またどんどんと制作――
細美「そうですね。結構ね(笑)。次のスケジュールが、またね」
●先程の曲がね、「Insomnia」が不眠みたいな感じで…(笑)
細美「『不眠症』っていうタイトル。はい」
●寝れない日も続くんじゃないかな、と思いますが。じゃあ、お別れに、選んでいただいた3トラック目。何か夜の生き物、何かツアーの映画の、エンドロール、を観てるような気がします。
細美「あぁあぁ、これは美しい曲ですね。はい。大好きです」
●どうも、今日は有難うございました。
細美「有難うございました」

 曲:the HIATUS「Antibiotic」


~解説~
※注1:榕樹(ようじゅ)
熱帯地方に分布する常緑高木のガジュマルのこと。
寺院などの庭園によく植えられ、強い日差しを遮り、休める場所を提供する役割を担っている。

※注2:タ・プローム
タ・プローム(Ta Prohm)とは「梵天の古老」を意味し、ジャヤバルマン七世が母のために建てた仏教寺院のこと。
ガジュマルによる浸食が激しく、成長するに従って遺跡は完全に覆い尽くされている。

※注3:天使の梯子
薄明光線の別名であり、薄明光線とは太陽が雲に隠れている時、雲の切れ間または端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象のこと。
他にも、「ヤコブの梯子」、「レンブラント光線」という別名がある。

※注4:遅れてきた、福岡では男性のお客さんがいらっしゃったんですけど。
これは、「Ghost In The Rain Tour 2009」における、Zepp Fukuoka初日の2009年9月30日の出来事。
[PR]

by p_and_l | 2009-12-15 19:21 | ラジオレポート

2009/11/30「somewhere something」・中編 ※ゲスト:the HIATUS

前編→http://pointline.exblog.jp/12492678/

これからお送りするのは、2009年11月30日(月)、CROSS FMで13:00~17:00にオンエアされた「somewhere something」という番組の一部です。
「●」の会話は番組ナビゲーターのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

●あ、それ伺っても良いですか?
細美「はい。1人旅」
●結構、海外とかは、お仕事以外で行かれたりしますか。
細美「します。1人で行くのが好き、なんですよね」
●(笑) 結構、心配されませんか。
細美「う、うーん。そうですね。心配されるようなコトも実際、しますからね」
●実際、治安の面とかでもですね、1人で行くと、何かあった時に判んないじゃないですか。
細美「それが良いんだよなー、って思って」
●えぇ!?(笑) カンボジア(※注1)はツアーが終わってからですか?
細美「いや、ホントに、『Ghost In The Rain Tour』が終わって。その後諸々、CDリリースの準備が、終わって、リリース前までには帰ってきてねっていう間で1週間空いて」
●何でカンボジアと思ってたんですか?
細美「ベトナムに最初、行こうと思ってたんですよ。ベトナム行ったことないけど、昔から凄い惹かれてて。あと、食事が美味しそうだな、と思ってて。暑い時に熱い、モノをね、屋台で汗だくだくになりながら、食べるみたいなイメージがあって。辛いモノも食べて、汗もワーッと『あっちぃ、あっちぃ』言いながら、食べたいなぁと思って、ベトナムが、まず浮かんで。そう言えば、ベトナムって、あの辺りにアンコール・ワット(※注2)があるよなぁーって思ったら、お隣のカンボジアだったんですよ。で、調べたら、ベトナムのホーチミンで乗り継いで。ベトナムをちらり眺めながら、アンコール・ワット行けるな、と思って。カンボジアに、急遽、出発の2日前にカンボジアが決定したんですよ」
●そんな感じだったんですか。それを1人で。
細美「ホントにひどい時は、朝空港に行って、今から飛べる国は何処ですかって言って、飛んだりするんで。最近、俺、旅行で宿取って、行ったことない、から」
●えぇ!? もう、取れなかった時、どうするんですか。
細美「取れないってことはね、まずない、ですね。もうホンットの観光地に、よっぽどのハイシーズンに行かない限り、宿のランクを気にしなければ、必ず何処かに泊まれる」
●まぁ、そうですね。
細美「全然」
●言葉の不安はないですか、全然。
細美「言葉の不安は、ま、英語が喋れるんで。全く」
●あ、そっかそっか。そうですね。
細美「それがまぁ、きっと、強みなんですよね」
●いや、全然違うと思います。多分、そこがさっき、その日に決めて、ってこう、しゃかりきに言ってたのは、やっぱ、コミュニケーションが込み入ったことが伝えられないと、生命とかが大丈夫かな、と不安に思うワケですよね。
細美「もちろん、あるんですけど、その、英語が通じない所に行くと、流石にちょっと、テンパるんですよ」
●何が一番、印象的でした。ホームページ、UPされて、るん、ですよね?
細美「はい。やっぱ、遺跡凄かったですよ。何かほら、ずっと昔、テレビか何かで、子供の頃にちらっと観たシーンなんかが、脳に焼きついて、離れないシーンってあるじゃないですか。もうそれ、何で観たのか全然判らないんだけど、アンコール・ワットって、頭の上でバッと、頭の中で浮かぶ絵があるんですよ。で、それはホントにかなり前から、10年とか前からずっと、事ある毎にこう、頭の中でちらちら、浮かぶシーンではあって。何かほら、そういうのを旅する人は『呼ばれる』とか言うじゃないですか」
●はいはいはい。
細美「アンコールワットに呼ばれているとか。一番話題になるのは、インドは呼ばれた奴じゃないと、ホントに行けないっていう話があって」
●聞きます、そういうふうに。
細美「俺は絶対、呼ばれてないんですよ。だから、インドに行こうというモチベーションが、ゼロだから」
●インドじゃなかったんだって、軽くちょっと、思ったんですけどね。
細美「インドには全然、呼ばれてない、ですね(笑) で、アンコール・ワットはそういう意味では、ちょっと呼ばれてる感が昔からあって。その前は、広島の宮島とかもホント、強烈に呼ばれてる感覚があって。で、アンコール・ワット行ってみて、したら、観た景色は、その頭も中と全く同じ絵で。アンコール・ワットへ続く一本道が、あって。その一本道から、アンコール・ワットがパッと開けて観えるシーンだけ、ずっと頭の中にあって。で、それがほら、行く前から、右側にこう、視界が開けてるというイメージがあったんだけど、それはやっぱり、右にあって、絶対左にはないっていう、感じで」
●へぇー。何かでもう、観てらっしゃったんでしょうね。
細美「ま、普通にホント、テレビとかで観ただけなのかもしれないけど」
●だけど、まぁ、それが残ってらっしゃるってことなんですよね。記憶って、ドンドン抜け落ちていきますからね。
細美「それはでもね、凄い面白かったですよ、行って」

細美「ま、ご飯がめちゃくちゃ美味しかったですね」
●何でもだいたい行けますか。
細美「何でも行けますね。あの、旅で、日本食を食べる、ことほど、くだらないモノはないと思ってるんで」
●日本で普通、食べられないモノ食べたってありますか。
細美「カエル(※注3)食べてきましたよ」
●あぁー! そうですかぁ(怖)。
細美「(笑) カエル食べてきました」
●そうですか…
細美「メニューを見てたら、そのいろんな現地の料理が載ってて。で、カエルが一番安くて、1(US)ドル(※注4)だったんですよ」
●そんな、もっとお金あったでしょうに…(笑)
細美「(笑) おっと、カエル安いと思って。店員さんを呼んで、『カエルって大きいの?』って訊いたら…」
●いーっ!(怖)
細美「俺からしたら、その、あんまり、こう、ちょっと強烈なのは嫌だって意味で、『カエルってデカいの?』って訊いたら、向こうは逆に、どうせ食べるんだから、お腹が足りるのかっていう意味で訊いてるようで、『大丈夫、大丈夫。大きいよ、大きいよ』みたいになって、『あぁ、そっか…』っつって。『俺、それ食べれると思う?』とか言って、『全然美味しいよ』って言うから、『あぁ、じゃあ、カエル1つ』」って言って」
●あ、「俺、それ食べれると思う?」、そういう、コミュニケーション良いですね。おぉ、なるほど。

●他に何かこう、印象的な…
細美「後は何だろうなぁ。初日に凄い雨が降ってて、まだ雨季と乾季(※注5)のちょうど――ほぼ乾季なんですけど」
●アジアは。今はもう乾季に入っちゃいましたけどね。そうですよね。
細美「雨がまだね、残ってて。その、雨にバーッって打たれてる時に、軍モノっぽい緑色の、濃いポンチョを着て」
●アーミーグリーンみたいなの。
細美「そう。それで、アンコール・ワットの周りの堀の淵に、1人ボケーッと立ってたんですよ。あれは、あのシーンは忘れないだろうなぁ。もう、何て言うのかな、そこはもう、観光のスポットじゃなくて。普通、人が通るトコでもなくて。アンコール・ワットの、何かこう、あ、そこ行けそうだな、と思って。人がいないトコだともう、ドンドン行きたくなるんですよ」
●うわ。怖ー…、もう。
細美「あの、ガイドさんとかも行かないから、現地の」
●ホンットですよ。誘拐とかされたら、どうするんですか!
細美「俺なんか誘拐したって、だって、何にもないし。ほら、端から見て、こいつを誘拐して何か、得になるぜっていうオーラ出してない」
●あ、そうですか(笑)
細美「こんなポンチョ着てさ、雨にバーッって打たれてさ。髭とかも伸びっぱなしで、髪もボーボーで。――で、行ってみたら、凄い廃墟みたいな門があって、そこから通り抜けられたんですよ。そっから出たら、舗装されてない、もう、お堀の水面と同じ高さになってて。で、その、水面をね、雨がバーッって降ってて。もう、何て言うんだろうな。や、ここ10年間で、今が一番俺、自由だなと思って。最高に気持ちよかったですね」
●へぇー! 自由と、不自由と言える自由もありますからね。
細美「不自由と言える自由…」
●(笑) 今、自由じゃないって言える自由もありますからね。
細美「難しいですね、それ」
●次、会った時に(笑)
細美「判りました(笑)」

~解説~
※注1:カンボジア
インドシナ半島にある国で、正式な日本語表記は「カンボジア王国」。
首都はプノンペン、言語はクメール語(カンボジア語)、宗教は仏教。
国民の90%以上がクメール人(カンボジア人)。

※注2:アンコール・ワット
カンボジア王国にあるアンコール遺跡の1つで、総て石造りの、左右対称の寺院建築。
ヒンドゥー教の神であるヴィシュヌ神を祀る寺院かつ、王の墳墓として建立。
「アンコール(Angkor)」は王都、「ワット(Wat)」は寺院を意味する。
1992年にアンコール遺跡として世界遺産に登録され、1993年にこの寺院の祠堂を描いたカンボジア国旗が制定された。

※注3:カエル
中国やヨーロッパなど、世界的にはカエルを食べることは一般的であり、この習慣は、かつてはカンボジア王国がフランス領だった名残とも言われている。
ローストしたり、フライにしたり、スープにしても良し。
種類で言うと、主にウシガエル、トノサマガエルが食されてるとのこと。

※注4:1(US)ドル
カンボジア王国の通貨単位はリエルで、通貨コードはKHR。
観光は、殆ど総てUS(アメリカ)ドルが使用されている。
2009年12月15日時点では、1USドル=約93円。

※注5:雨季と乾季 雨季は5月下旬~10月下旬で、定刻に強い雨(スコール)が降る。
乾季は雨が殆ど降らず、涼季(11月上旬~1月下旬)と暑季(2月上旬~5月中旬)に分けられ、涼季の気温は30度以上あり、暑季になると、35 度~40度と最も高い気温になる。
旅行のベストシーズンと言われているのは、比較的涼しい11月上旬~1月下旬。

後編→http://pointline.exblog.jp/12495960/
[PR]

by p_and_l | 2009-12-15 18:35 | ラジオレポート