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2009/06/03「VERO②VA」※ゲスト:the HIATUS

これからお送りするのは、2009年6月3日(水)、KBCラジオで22:00~23:55にオンエアされた「VERO②VA」という番組の一部です。
「●」の会話は番組パーソナリティーのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

●今日のゲストは、この方です!
細美武士(以下、「細美」)「the HIATUSの細美武士です」
●宜しくお願いしまーす。
細美「宜しくお願いしまーす」
●お久し振りです。
細美「お久し振りです」
●何か、「the HIATUSの細美武士です」というのも、こう…
細美「うーん、こうやって喋っているのが、変な感じがする…ね」
●(笑) 確かに。
細美「うん」
●このシチュエーションっていう…
細美「そうですね」
●なかなか珍しいと言うか…
細美「珍しい…」
●でも、仕事の感じがしませんか?
細美「はい、そうです」
●宜しくお願いします。
細美「お願いします」
●実はですねぇ、私と細美さんはどれぐらい? もう6年?
細美「うーん」
●6年、ぐらいか。
細美「それぐらいは、ん? んー」
●もうちょっと?
細美「もうちょい経つぐらいかな。うん」
●ぐらいですよね。もう、私も今年で26(歳)になりますから。
細美「あのー、そうですか」
●そうですよ。何かですね、不思議な感じがですが、いろいろと話を伺っていきたいと思います。宜しくお願いします。
細美「お願いします――でね。まず、声が…」
●そう、声が。声。
細美「(笑) 何なのか、と言うと、ちょっと、唄いすぎちゃって、(喉が)かれちゃってるだけなので。体調も精神状態もすごい抜群なんですけど、ハスキーになると、声に抑揚がつかないので、機嫌悪く聞こえるかも知んないけど、機嫌は良いです」
●ええ!?(笑)
細美「機嫌は良いです(笑)」
●機嫌悪く…大丈夫ですよ。
細美「ホントっすか」
●今のところ。
細美「はい」

●the HIATUSということで、「the HIATUS」っていう名前もすごく耳馴染みがまだ、ないと皆さん思うんですけど、これ英語なんですか。
細美「英語。英語だけど、多分語源がその、違うかもね。ちょっと珍しい感じ」
●意味は。
細美「意味は、『割れ目』――あ…(笑)」
●(笑) 違った、違った。
細美「ああ、そういう意味の。うん(笑) いや、確かに割れ目という意味もあるんだけど、『隙間』とか。何か1ヶ所途切れてる部分。それが『hiatus』っていう単語自体の意味、ではあるんだけど」
●うん。
細美「バント名としては、何だろ、特にバンド名に意味を持たせたい主義じゃないのね。だから、字面でかっこいい単語をただ選んだだけ、って言うか、やまほど選んだ後で、皆でこれが良いんじゃないかって選んだのが、『hiatus』だったので。その、語源とかを選んでとか、そういう意図はない」
●うんうんうん。でも、ホントにぱっと見た感じがかっこいいからって言う、言葉に出した感じも。
細美「そう、『S』が終わる感じとかも良いな、と」
●じゃあ、特に意味は、まあ、それを何かこう…組み合わせて、何かこういう意味があるんです、っていう意味はではなく。
細美「まぁ、そう思ってもらっても良いけど、付けた側としては何もなく、こう名付けてるけどね」

●その、バンドをまた新しく組むっていうのが、私はソロでいろいろやるのかなぁって思ったんですけど、最初は。
細美「うんうん」
●バンドっていうのはやっぱり、自分の中で一番合ったんですか?
細美「いや、あのね。このthe HIATUSがバンドかどうかが、まだ皆も判ってないし」
●あー。そうか。
細美「うん。やってる本人達もよく判らずにやってる、ね。よく判らずに、って言うか、決めずにやってる、って言うか。何て言うか、こう、うーん――何か、判んない、からね。何がどうなるか判んないから、とりあえず今、あと、皆集まって、CD作ったんだけど、これを『はい、バンドです』と言うと、ほら、何かいろいろ急に亀裂ができたりとか、何か縛りがあったりとか、今日はあの人が忙しいから、これとこれはできませんとか、いろいろ出てきちゃうと、何かねぇ、本末転倒なんじゃねぇの、って気がしてて。だから、あの、まぁ、これがthe HIATUSは、形はよく判らないし、変化していく可能性も含みつつ、動き出してて。まぁ、それで良いんじゃねぇのって言う、感じ、です」
●でも、楽曲とかは結構、固まって、自分の中でしっかりあるものを、常に出していくことになるんですか?
細美「これから?」
●これから。
細美「いや。だからねぇ、何て言うの。例えば、あのー、俺が最初言い出して始まったけど、他の誰かがメンバーを変えるとか言うことないの。何かしたいと言って、参加してくれた人達が、次もやりたいならそのまま一緒にやるし。で、――そんな感じです」
●(笑) でも、多分、ホントに知ってる人だったら、細美さんらしいな、って思う形態なのかなぁとは思うんですけどねぇ。どうなんでしょうねぇ。
細美「うーん。まぁ、あのね、あんまりそこばっかり強調して喋ってる感じになると、嫌なんだけど、あの…何て言うのかな、ELLEGARDENの活動休止から学んだこと――学ぶって言うのかな――ことがあって、やっぱり応援してくれる人達がさ、悲しいワケじゃんか、そうなるとね。だから、the HIATUSがはい、バンドですって、誰かが忙しくなって、いって、やっぱ、なくなっちゃたりしたら、すごい嫌で。あの、何だろ、この、何があっても、これから俺が書いて、出す曲というのは、俺が生きてる限り、唄って良い環境を作りたいなって、思ってて。それが、何だろ、上手く言えないな、何か。そういう切ない感じでもないんだけどね。うん。何かそんな感じです」
●何か、一生生きることと音楽が、一緒の人なのかなって言うか、うん。
細美「はぁ。そんなかっこいい感じでもないけどさ。この…ほら――俺がこうなんです、とか断定的にこうしようと思ってるとか、あの、新しく1つ、また約束をすることがあるかもしれないじゃん? 人はそんなに縛りつけられてるものではないし、まぁ、結局、全員自由だからさ。こう、縛りたくないのよ。誰も。縛りつけたくないって言うんで、バンドって言うと、こう、責任感がビビビッと出てきちゃうワケよ。やだなって思って。何か、そんな感じ、です」
●はい。ってことは、ライブもその時によって、メンバーが違ったりすることあるかもしれないという…
細美「あるある。今回のツアーも、前半とか堀江さん来れないし、ドラムの柏倉君が何か所で、toeで来れないこともあるから、そこは入れ替わったりするけど」
●ははぁ、ちょっと変わった形態ではありますけど。
細美「うーん…」
●でも、まぁ、一番、ファンとしても、不安ではない形ですね。
細美「でしょう?」
●ホントに。それがホントにそうですね。
細美「でしょう? そうなんだよ。」
●でも、なかなかないですもんね、そういうのって。
細美「でも、結構、海外とかで、実はあって」
●そうですか。
細美「人が見ても自由なバンドって、言ってもらっても良いし、ソロプロジェクトって言って良いけど、何か、やってる本人達は結局集まってやってること、それだけだから。エルレが休止してから待ち長かったじゃないですか。再開したらどうなるのって、たまに訊かれて、再開したら、倍、頑張ればいいじゃないかなって思うから」

●1stアルバムが5月27日にリリースされます「Trash We'd Love」。このアルバムをひっさげたツアーが決まってます。
細美「お陰様で、(福岡は)ソールドアウトしております。また年内に、ツアーをやると思うので。今回来れなくても、またツアーやらせてもらいますので。大丈夫ですので、ぜひ」
●でも、暫くライブやってなかったら、やりたかったんじゃないですか?
細美「うん。そう、やりたい」
●(笑) ライブをしてない細美さんが、私、全然想像がつかないと言うか。
細美「うーん。でも、まぁ、いろんなこと考えたし。良かったことがありますね」
●ぜひ、このツアーでファンの皆さんに元気な姿、見せて下さい。
細美「はい。当日はこんな声じゃないから(笑)」
●(笑) 何かちょっと、弱々しい感じではありますけど。
細美「何かね、こう普通に喋ってるだけなのに、すげぇ切なくなってくる、これ。全然そうじゃなくて、普通に喋れば普通のことなんだけど、ただ一生懸命考えたんだよ。すごいいろいろ考えて。今後ね、何年かやって、皆が笑顔になる為に、どういうふうにしておくのが一番良いのか、いろんな可能性を考えながら、皆に、自分の首を絞めない、けれども、今を大事に生きるような方法はねぇもんか、すげぇ考えた結果だから、まぁ、暫くこれでやります」
●声がちょっと、今日はかすれてるんで、切なく聞こえるかも知れないんですけど、すごい楽しそうだし、すごい何か、充実してる会話なので。
細美「うん。何か最近、それ言われてるんだよね。自分では判んないけど」
●ライブも楽しみしてます。
細美「はい、頑張ります」
●リスナーファンの皆さんに一言、待ってると思うんで、お願いします。
細美「はい。うーん、えっと…最近ようやく、外に出ていって、人に会うようなことがあった時に、皆、前と変わらずに接してくれるのね、レコード店行った時とかもさ。それが何よりすごい嬉しい、です。有難う。今回のアルバム、聴いてくれると、すごい嬉しいです。また、会いたいです。はい」

曲:the HIATUS「Ghost In The Rain」

by p_and_l | 2009-06-05 00:35 | ラジオレポート

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