6/23(火)the HIATUS「Trash We'd Love Tour 2009」at 福岡DRUM LOGOS

数年前、生まれて初めて行ったELLEGARDENのライブにて。
あの日の天気は、雨だったことを覚えてます。
今回、生まれて初めて行くthe HIATUSのライブも、同様に雨が降ってまして。
不思議な因果だな、と思いました。
40代ほどの男性が、会場前にある公園の駐輪場に停めてあったバイクのチェーンを外しながら。
入場のためにできた長蛇の列を眺めて、一言。
「これ、何のライブ? 矢沢永吉?」
威勢よくバイクのエンジン音を吹かして、去っていく彼の背中に対し。
残念なことに、このライブのタオルは赤じゃなくて、黒なんだけどな、と思いました。

全国のおとまにの皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

■fourteendays
メンバーはkimura youhei(Ba.&Vo.)、takada koutarou(Gt.&Cho.)、chisyaki chagi(Gt.)、fujito hirotaka(Dr.)の4人です。
しかし、実際のステージには、ANI-JHA氏(DJ)もいらっしゃいます。
ステージ前列のメンバーの立ち位置は、左から右に、kimura氏、chisyaki氏、takada氏となってます。
ステージ後列のメンバーの立ち位置は、中央から右に、fujito氏、ANI-JHA氏となってます。

オープニングでは、薄暗い照明の中、メンバー全員が2本の棒状の木片――恐らく、クラベスか、と――を打ち鳴らします。
その芯のある高い音が、メンバー各々のリズムが重なって、美しく響き合います。

次の曲へ移ろうとした時、takada氏の表情が曇りました。
実は、彼のギターの弦が切れるというパプニングが起き、一時中断となりました。
彼がギターをチェンジして、チューニングを行う傍らで。
突如、ANI-JHA氏の「(一時中断は)誰のせいだと思いますか!?」という声が上がりまして。
「俺のせいじゃないですよ」と、takada氏が間髪なしの全否定。
すると、ANI-JHA氏、片手を高らかに上げて曰く、「ここは、俺のせいにしてもいいんじゃないかと思います!」と。
この、軸のブレた台詞が端を発し。
他のメンバーまで「俺が!」「いや、俺が!」と、挙手する始末で。
結局、この事態はfujito氏が悪いということで、オチがつきました。

因みに、ANI-JHA氏は他にもいろいろとやってくれました。
takada氏のMC中、半円柱型のクラベスを目の所に持ってきては、観客の笑いを誘いましたし。
無論、takada氏にはANI-JHA氏が見えてないので、笑いの意味を理解しておらず。
また、別のMCでは、「山笠があるけん!」という突然のコールに対し。
驚いた観客の「博多たい!」というレスポンスは、流石に声が小さめでしたが。
あや兵衛にしてみれば、近くにいらっしゃった20代前後の女の子の「今の何? 判らん」という台詞の方が驚きました。

fourteendaysの曲は高音が心地良いくらい、心地良くて。
何と言いますか。
頭にクリアにメロディーが響いた後、優しくも深く胸に浸透していく感じです。
そんな中で、「最後の1曲です。ようやく解放されますよ」みたいな。
茶目っ気まじりのMCが、逆にギャップがあって、人間味が増しますね。

あや兵衛個人的に、fujito氏が一打する度に、顔の前で腕を交差させる姿が、良いなぁ、と思いました。

公式HP→http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=14daysjp
My Space→http://www.myspace.com/fourteendayz


■the HIATUS
因みに、the HIATUSは各会場において、出演するメンバーが若干違います。
今回、福岡での出演メンバーは、細美武士(Vo.&Gt.)、masasucks(Gt.)、ウエノコウジ(Ba.)、柏倉隆史(Dr.)、伊澤一葉(Key.)の5人です。
ステージ前列のメンバーの立ち位置は、左から右に、伊澤氏、ウエノ氏、細美氏、masasucks氏となってます。

メンバーがステージに登場し、ボルテージが上がる観客等に対し。
細美氏は「あっと言う間だから、乗り遅れないように」と、更に拍車をかけます。

あや兵衛、個人的に細美氏のMCで、えらく印象に残ったのがありまして。
細美氏は曲を通して、自分の正しさを示していきたい、と言いました。
そこで敢えて、「正しさ」という表現を使ったことに対し、非常に奥深いと思いましたね。
彼自身抱えている、様々な思いを上手く言葉で説明できなくて、やきもきする場面もありましたが。
世の中が悪いのは当たり前のことと思われているが、いずれ、良い時代が来ると信じてる。
この混沌が昔のことのように思えるようになりたい、変えていきたい、と。
その際、マイクを通してではなく、肉声で伝える姿も、彼の「正しさ」の具現ではないか、と思っております。

あるMCにて、これからの活動のことは、どうなるかは判らない、と言うも。
1つの約束があれば、前に進んでいける、と。
その約束とは、また次のライブで会うことと、説明した途端。
観客の喜びもヒトシオでございました。

細美氏自身、唄うことが非常に楽しいそうで。
ライブの度に、新しい何かを手に入れてると、言いました。
また、このライブに来た人達、来ていない人達、はたまた地球の裏側の人達など。
とにかく、人の為に唄いたい、と切に思ってあるワケで。
観客に向けて送られた「本当に有難う」という謝辞は、逆に、多くの観客からの謝辞に包まれる形となりました。

ライブ中、数回ほど確認した、細美氏が右手の拳で胸を2回叩くというサイン。
その時、彼の純粋な笑顔も垣間見ることができましたが。
そのサインに対し、「負けるな!」「頑張れ!」とのメッセージに思えた一方で。
「自分はここにいる」と、誇示するようにも見えました。

ライブでは、メンバーの気迫に満ちたプレイを観ることができまして。
ラストで、メンバー全員が吠え出す様は、身震いするほどでしたね。
本来、座って演奏する伊澤氏も立って、踊りだすこともありましたし。
また、勢い余ってか、細美氏のピックが指から零れ落ちてしまうも。
意に介さず、そのまま指で力強く演奏するシーンを見ました。

アンコールは2回ありました。
1回目のアンコール曲は、伊澤氏のキーボードと細美氏の唄のみ。
また、観客の所望に応え、登場した2回目のアンコールにおいて。
細美氏から、メンバー紹介が行われるものの。
観客の指摘により、伊澤氏の紹介を素で忘れていたことに気づき。
「まぁ、メンバーだから、大丈夫でしょ」と、細美氏は弁解してましたが。
ここで、ウエノ氏のミドルキックによるツッコミが入ります。

しかし、2回目のアンコールが始まろうかとするも、細美氏は観客に背を向けたままで。
実はまだ曲数が少ないため、本編で演奏した曲を再び演奏せざるを得なくて。
なので、観客からのリクエストに応える形でのアンコールとなりました。
そして、またここでも、「また新たに、曲を作るから」と、1つの約束が交わされたという。

公式HP→http://thehiatus.com/


~今回のまとめ~
・fourteendaysのANI-JHA氏のDJテーブルに「ableton(エイブルトン)」というロゴの入った布が敷いてありまして。「ableton」って何だろ、と気になって、後で調べてみたら、ドイツのAbleton社の音楽制作のためのソフトウェアだそうで。
・対バンに地元・福岡のバンドが出演してもらえるのは、嬉しい限りですね。今年もfourteendaysのライブが観れて、良かったです。
・何気に、スタッフさんの常駐人数が、いつもより多かったような気がしました。まぁ、観客収容人数が通常よりも遥かに超えてましたしね。
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by p_and_l | 2009-06-30 01:21 | ライブレポート

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