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11/6(金)DOPING PANDA「DOPING PANDA JAPAN TOUR 2009」at 福岡DRUM LOGOS

大概、観客の入場整列というのは、開場30分前に開始されますが。
その時間に会場に到着しても、まだ、入場整列が行われていなくて。
しかも、会場の入口が開こうものなら、リハーサル音が聴こえてくるし。
大概、グッズ先行販売というのは、開場1時間前に開始されますが。
会場前にて、先行販売のブースすら設置されていなくて。
会場にも寄りますが、少なくとも、ここDRUM LOGOSにて。
あや兵衛の知る限り、開場前に販売ブースが撤去されるのは、見たことがありません。
まぁ、グッズ販売は会場内で行われておりました。
そして、当日券も販売されておりました。

全国のおとまに皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

メンバーはYutaka Furukawa(Vocal, Guitar Programming and ROCK STAR)、Taro Houjou(Bass, Chorus)、Hayato(Drums, Percussion and Chorus)の3人です。
今回のライブでは、メンバーの立ち位置が今までと若干、違ってまして。
・Houjou氏
立ち位置は、ステージ前列の左側。
コーラス用のマイクスタンドが2本と、サンプラーやMacintoshが置かれたテーブルが設置。
終始、使用ベースは1本のみと、ベースをチェンジすることはなく、サンプラーやMacintoshを扱う際も、ベースは肩にかけたまま。
・Furukawa氏。
立ち位置は、ステージ前列の中央。
通常のマイクスタンドに加え、スタンド部分にMC7割・唄3割で使用されるハンドマイクも常備。
ステージ上で使用したギターは2本。
・Hayato氏
立ち位置がステージ後列の右側で、機材は中央を向くように設置。
この、彼の立ち位置が、前回のライブとの違いが顕著。
ドラムセットにはパソコンが常備。

ステージ登場では、Houjou氏、Hayato氏、Furukawa氏の順に姿を現しまして。
Hayato氏は椅子に腰掛けるかと思いきや、椅子の上に立ち上がり、拳を高々と突き上げてくれました。

Furukawa氏は「別に、何かと戦ってるワケじゃないけど」と踏まえた上で。
「本物を見せる! プロフェッショナルを福岡メイニアに楽しんでもらう!」と、誇らしく宣言しました。
そんな彼も自画自賛して、「俺、かっこいいでしょ?」と、観客さんに振ると、「かっこいい!」と、返してもらう中。
別の観客さんからHoujou氏に対しても「かっこいい!」、「痩せた!」と、声が上がるのに対し。
Furukawa氏、「かっこよくない」、「痩せてない」と、真っ向否定。
肝心のHoujou氏はと言うと、特にコメントはなかったものの。
機材を扱いながらも、ちゃんとその様子を窺ってありました。

今年の6月3日にアルバム「decadence」を出し、リリースツアーをやってきたDOPING PANDA。
Furukawa氏はこのツアーのセットリストは最強であり、凄く素晴らしいモノだと思ってるとのことで。
それは、ライブの回数を重ね、ツアーの終盤に近づくに連れて。
観客も盛り上がってることに実感した上で、行った発言でもありました。
今年の11月4日にミニアルバム「anthem」を出してからのリリースツアーは、一度、セットリストをリセットしようと思ったものの。
それを止めて、これまでのセットリストに「anthem」の曲を加える形で、更に最強のモノになったそうです。

そして、今回のライブでは、思わぬハプニングが起きまして。
ある曲で、間奏からサビへもうすぐ移っていくところ。
「ジリリリ…」と、ベルのような音が聴こえまして。
あや兵衛はてっきり、曲の演出かと思いきや。
Furukawa氏は演奏を止め、彼以外のメンバーは音を下げての演奏へと変わり。
「大丈夫ですかー?」と、メンバーも不測の事態に、Furukawa氏がマイクを通して、スタッフに尋ねる結果に。
更に、ステージ奥にいるPAに向かって、「PAさん、これ、いいんですかー?」と確認すれば。
観客さん達が「イェーイ!」と答えるもんだから、Furukawa氏、「君達じゃない!」。
と、この状況において、冷静かつ的確なツッコミに、何気にあや兵衛は感心しました。
結局のトコ、大事には至らず、そのままステージは進行し、安心しました。

後半になると。
これまで使用されなかった、ステージ中央奥にある2つのライトから。
複数の放射線状の光が、観客ブースに向かって放たれました。
そして、ステージに「無限大ダンスタイム」と、電子ボイスが響けば。
フラグが立った観客の熱気も、一際高まりましたね。
このDOPING PANDA最大の見せ所、無限大ダンスタイム。
本番終演まで、MCなしで、曲がほぼエンドレスの状態で進んでいきました。
また、1曲1曲終わる度に、「無限大ダンスタイム」の電子ボイスが入り、その操作はHoujou氏によるものです。
披露された曲は、曲調など結構アレンジされておりました。

メンバー個別のアクションとしましては。
Hayato氏は曲によっては、右手だけドラムスティックの代わりに、タンバリンスティックを用いて、ドラムを叩いてましたし。
Houjou氏はベースを演奏しながら、上下に真っ直ぐジャンプする姿が、妙に可愛かったり。
Furukawa氏は両脚をそれぞれ前に出すように、ジャンプをキメてくれました。

そういや。
ある曲では、Hayato氏とHoujou氏が各持ち場を離れ、それぞれステージ脇へ下がりまして。
残るFurukawa氏にスポットライトが当てられ、彼のギターのみの演奏で唄うこともありました。
そして、曲が終盤に近づいていくと、残りのメンバーが戻って、演奏に加わっていくという。
ソロプレイと言うと、Hayayo氏とHoujou氏もそれぞれ、ちゃんとありましたよ。

アンコールでは、福岡お馴染みの「まだまだまだ、頑張るよ」の声が上がり。
このかけ声のルーツは、流石によく知りませんが。
観客の殿方等が「まだまだまだ!」と叫んで、姫君等が「頑張るよ!」と叫んでましたね。

実はこの日、公式HPにて、DOPING PANDA 2009年最後のワンマンライブ「DOPING PANDA SPECIAL LIVE ~WITHOUT COMPUTER~」が東京は新代田FEVERで開催されることが発表されまして。
余談ですが。
MCでこの話題に触れた際、反応の薄かった観客に対し、「ホームページ、ちゃんとチェックしといてよ」と、Furukawa氏から指導が入りました。
で。
東京で開催されることに対し、地方の方々には申し訳ないと思ってることを、Furukawa氏は述べた上で。
仕方ないことではあるが、本人自身も田舎者だから、東京に憧れて、上京したことを白状しましたが。
できれば、福岡でやりたい、とも仰ってくれたモンだから、観客はその言葉に大いに期待し、反応します。
しかし、「今回のツアーに入っていなかった佐賀や沖縄の皆に、失礼だから。そう思うと、福岡は幸せなんだよ」と、諭せば。
大いに納得した観客からは、一転して「幸せー」と声が上がりましたね。
なんて、良い子ならぬ、良いメイニア。

また。
8月にスタジオを作ったそうで。
ファンに伝えたくて、ファンの為に作ったミニアルバム「anthem」。
DOPING PANDAはこれが始まりだと思っている、とFurukawa氏は言いました。
更にもっともっと伝えていきたいと意欲を見せ、「宜しくお願いします」と挨拶したところ。
このムードに「何か、解散する雰囲気だな」と漏らし。
「違う、違う! 楽しんでることを伝えたい!」と、必死に否定して、説得する姿が、あや兵衛的には良かったな、と。

上記のように、アンコールでFurukawa氏がMCする傍らで。
デジカメを取り出し、観客を撮影するHoujou氏。
突如、観客がHoujou氏の方を向くことに、Furukawa氏が一瞬、疑問に思うも、すぐ理解しましたが。
因みに、アンコールではHoujou氏とHayato氏が、ツアーTシャツに着替えてました。

アンコールが終了すると、観客の盛大な拍手の中。
「ベース・タロウ! ドラム・ハヤト! I am ROCK STAR!」と、メンバー紹介した後。
続けて、「福岡メイニア! 九州メイニア! We are DOPING PANDA!」とFurukawa氏の声で、ライブは大団円となりました。

今回のライブは良い意味で、ストイックなライブではなかったか、と。
これまで何度か、DOPING PANDAのライブには足を運んでますが。
Houjou氏があまりイジラれることなく、Houjou氏の物販宣伝コーナーもなく。
MC自体、Furukawa氏のみと、最小限の内容でしたし。
ひたすら、演奏による攻めの姿勢が見られました。
後半戦からの興奮が続いて、本編のラスト曲が終わった際、これで終わり!?と、素で驚いたくらいですから。
メンバーは腕を上げて、誘導することはなくても。
観客は腕を上げたり、左右に振ったり、一緒に唄ったり、と。
終始、メンバーに応えてあったのが、また、良かったな、と。


~今回のまとめ~
・入場の際、入口でメンバーのアーティスト写真が写ったチラシをいただきましたが、その裏がミニアルバム「anthem」全収録曲の歌詞が書かれてありました。こんなの初めてです。
・会場の奥にあるPAの機材の上に、リラックマのぬいぐるみが置かれてました。どなたのセンスかは存じませんが、えらく胸がときめきました。
・Hojou氏が撮影した写真は「t-log – DOPING PANDA 北條太朗のオフィシャルブログ」に掲載されてます。ご覧あれ。

by p_and_l | 2009-11-12 20:37 | ライブレポート

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