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4/10(土)NUBO「"HANDMADE PLAYGROUND"TOUR 2010」at 福岡DRUM SON

NUBOの一ファンとなって、早3年。
それなりに、ライブに足を運んでおりましたが。
実は、恥ずかしながら。
このライブで初めて、NUBOの一成氏の名前の読みを知りました。
何か、公式ブログでは「ワンナリ」という愛称を使っていますけどね。
今更、何か、ご本人に訊くに訊けなくて。
たまたま、MCでtommy氏が名前を口にしたのを聞き逃しませんでした。
彼の名前は「イッセイ」でした。
愛称が愛称だけに、「カズナリ」かと、あや兵衛、ちょっと思っていました。

全国のおとまにの皆さん、こんにちは。
あや兵衛こと綾部かづきです。

■SHANK
メンバーは、庵原将平(Vo.&Ba.)、松崎兵太(Gt.&Cho.)、池本雄季(Dr.&Cho.)の3人です。
メンバーの立ち位置は、前列においては、左側が庵原氏、右側が松崎氏で、後列の中央に池本氏となっています。

入場して、準備が整った後、庵原氏と松崎氏がドラムセットの前に来て。
メンバー全員が気合を入れるかの如く、拳を突き出してから、再び立ち位置に戻ることで、スタートを切りました。

1曲目からの音の激しさに閉口しましたね。
前列2人が、着けていたネックレスが顎に当たるほど上体を揺らしまして。
その様はもう、アツいこと限りなく。
ギターは1人しかいないにも関わらず、ギター音が重厚で驚かされましたよ。
松崎氏がコーラスを勤めますが。
ライブ前半より、後半になるにつれて、コーラスが多かったような気がします。

MCは庵原氏の担当でした。
MCの内容には、曲に込められた思いやエピソードを話すこともありました。
この間のバンクーバーオリンピックでの、女子フィギュアの成績において。
庵原氏のお母様は、茶番だ、と言ったそうで。
あんなのに惑わされるようになってはいけない、との言葉に、共感したことを話してくれましたね。

他にも、NUBOとの2バンを、とても楽しみにしていたそうで。
持ち時間が長い分、曲数も多いため、楽しんで聴いて下さい、と観客に伝えて。
また、古ぼけた言葉を大切に思えるようになって、それを受け入れることができた、と。
そのことをNUBOから学んだ、と述べて、NUBOに謝辞を送りました。
因みに、持ち時間は1時間でしたが、披露した曲数は、なんと17曲。
1曲1曲の間が非常に短いため、興奮が冷めやらぬ感じでした。

また、告知を行う際。
会場限定シングルがリリースされることを発表しましたが。
肝心の期日を覚えていなかったようで、庵原氏の口から、「3月じゃない、4月――」と、漏らすと。
松崎氏がマイクなしに「違う」と呟いて、ツッコミを入れましたよ。
「6月…?」と、いよいよ判らなくなってしまった結果、「続きはWebで」と、CM常套句で見事にシメてくれました。
松崎氏はと言うと、彼の口角は上がっておられました。

それにしても、庵原氏はMCでは凄く笑顔なのに。
演奏すると、気迫の入った表情になるという、このギャップが何とも。
因みに、他のメンバーも気迫が入りまくりです。
序盤で、池本氏の手からスティックがすっぽ抜けましたし。
シンバルのスタンドがとてもゴツかったにも関わらず、演奏中は揺れるものだから。
倒れたりしないかと、内心、少しヒヤヒヤしていました。
松崎氏の全身をよく動かしていましたが、特に下半身の柔軟な動きは特筆すべきモノがあったか、と。
何せ、彼、4回もジャンプをしましたから。
あと、庵原氏がシャウトした直後、松崎氏が更に大きなシャウトをした時は、あや兵衛個人的にはシビれましたね。

ラスト曲では、池本氏の右のスティックが折れてしまい。
庵原氏と松崎氏が、2人同時のジャンプでキメてくれました。
また、池本氏の足元に散らばった、大量のスティックの破片を見た時は、思わず息を飲みました。
しかも、彼、裸足でしたよ。


■NUBO
メンバーは、tommy(Vo.)、一成(Vo.)、Wakai(Gt.)、K-zoo(Ba.)、サブ(Dr.)の5人です。
メンバーの立ち位置は、前列において左から右に、K-zoo氏、一成氏、tommy氏でWakai氏で、後列の中央にサブ氏となっています。

ボーカル以外が先にステージに入場した後で、ボーカル2人が入場しました。
「楽しんでいきましょう!」のtommy氏の呼びかけで、スタートとなりました。

NUBOはここ最近ずっと、ツアーで九州を巡っていて。
この日の朝、熊本から福岡へ来たそうで。
一成氏が車を運転すると、何故かETCが読み取らないということをtommy氏が暴露した挙句。
高速道路の料金所の係員さんに、天神北の行き方を尋ねると。
ちょっと待ってて、と言い残し、調べて戻ってきた係員さんの答えが、「天神北の看板で降りればいいから」という。
tommy氏の言葉を借りるなら、それが判らないから、訊いてるんだろ、と。
何とも本末転倒なオチだったそうで。

ボーカル2人だけでなく、K-zoo氏もステージ前に置かれたスピーカーに乗っていました。
Wakai氏の足元にはエフェクターがあるせいか、殆どステージ前に出てきませんでしたけど。
一度、前に出てきた彼のソロプレイは、素晴らしい見せ場だったと思います。
しかも、多少アレンジが加わっていたのが、嬉しかったですね。

特に、ボーカル2人のアクションは、随所で目を瞠るモノがありまして。
2人はとにかく、観客ブースの前にある柵に、何度も片足を乗せて唄います。
ただ、一成氏は柵に乗せた状態の片足を左右に動かすものだから、バランスを崩さないかと、ちょっとヒヤヒヤしました。

tommy氏はマイクのコードを持って、マイクを振り回したり。
一成氏は足元に置かれたエフェクターを操作したり。
しかし、ボーカル2人がステージを右往左往するとは言え。
彼のエフェクターは、これでもか、ってくらいに、しっかりとテープで固定されていましたね。
因みに、一成氏はカウベルやボンゴ等の打楽器も担当しました。

しかも、2人が向き合って、歌声をハモらせたと思えば。
何故か、いきなりジャンケンを始めて。
しかも、ジャンケンは手だけじゃなく、足までも使い。
終いにゃ、あっち向いてホイが行われるという始末で。

ライブ中、tommy氏が感極まって、観客に何度も「有難う」と、礼を言い。
ボーカル2人が観客を煽るように、何度も「福岡!」と、叫んでいましたが。
この台詞は、8回以上は口にしていたと思います。
以上、という曖昧な表現なのは、あや兵衛が途中で数えるのを放棄したが故です。
これも、理性が興奮に負けたが故です。

楽しい分、ボーカル2人を中心に、メンバーの消費カロリーは半端なモノではなく。
チューニング中、tommy氏なんざ、四つん這いのまま、激しくむせこむこと、むせこむこと。
それは、もう、口から何かが出そうで、怖いくらいに。
そんな彼の姿を危惧したのか、最前列にいらっしゃった1人の女性観客さんが、「大丈夫ですか?」と、声をかけると。
tommy氏は「大丈夫だよ」と、彼女に向かって満面な笑みで答えてありましたね。

tommy氏はMCで、こんなことを述べています。
この会場の空気は、ここの会場の外の人が作っているのではなくて、この会場に来ている観客、貴方自身だ、と。
ライブをしたくて、CDを作ったから、この場でこうしてステージに立ち、ライブができて、本当に良かった、と。
そして、最後は破顔して、「福岡、待ってたよ」の言葉に、観客から拍手が起こりました。

観客全員で曲に合わせ、腕を上げたり、手拍子をしたり、唄うことが多かったですね。
「Circle」の曲では、観客ブース中央で、サークルモッシュが起きましたし。

アンコールは1回で、1曲行われました。
メンバー再登場の際、先に登場した一成氏が「有難う!」と観客に言うと。
続けて来たtommy氏が、彼のすぐ背後で「有難う!」と叫んだ為、「(耳が)痛いよ」と、ツッコまれた上。
Wakai氏にまで「(距離が)近いよ」と、ツッコまれていました。
しかも、tommy氏はMC中に、足元が不安定になり、バランスを崩してしまうと。
何してるの、アンタ、みたいな感じで、顔をしかめた一成氏による、無言のツッコミを入れられていました。
因みに、ボーカル2人曰く、Tシャツが汗で濡れすぎて、脇が締められない、とのこと。

アンコールの曲は、一成氏によるサンバホイッスルで始まりまして。
あや兵衛、ただただ、彼の計り知れない肺活量に圧倒されました。
また、曲中、近づいてきたK-zoo氏に、Wakai氏が頭突きをするシーンを垣間見ましたし。
Wakai氏もここでようやく、スピーカーに乗って、プレイしましたよ。

アンコールが終わると、再び四つん這いになり、肩で大きく息をしていたtommy氏でしたが。
最後は、頭が脚につくほどの深い一礼をして、ステージを後にしました。

そういや。
サブ氏はキャスケット、一成氏がSHANKのキャップをそれぞれ被っていましたけど。
サブ氏の場合、結構、上半身が安定したプレイだったから、良いとして。
ステージで暴れているにも関わらず、一成氏のキャップが全く取れないのが、不思議でたまりません。

by p_and_l | 2010-04-19 23:02 | ライブレポート

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