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2008/09/27「BEAT DELUXE」※ゲスト:HOLIDAYS OF SEVENTEEN

これからお送りするのは、2008年9月27日(土)、CROSS FMで18:00~20:00にオンエアされた「BEAT DELUXE」(※注1)という番組の一部です。
「●」の会話は番組ナビゲーターのものです。
一部、内容を編集しておりますので、ご了承下さい。

●BEAT DELUXEでは、この人をお迎えしました。HOLIDAYS OF SEVENTEENよりVo.&Gt.の三浦太郎さんでーす(拍手)。
三浦太郎(以下、「太郎」)「どうもー。こんにちは。あ、こんばんは」
●こんばんは。福岡在住!
太郎「在住です」
●あー、そうですか。今回、初登場というバンドで。
太郎「はい」
●まず、プロフィール的なところから、お話を伺わせていただきたいんですけど。2004年、福岡にて、4ピースバンドとして結成されましたHOLIDAYS OF SEVENTEENですが、地元・福岡市を拠点に活動をしながら、2006年には新メンバーを加入されましたこれを機に、(※注2)初の全国ツアー、そして海外バンドのサポートなどで、徐々にその知名度を上げながら、「和製Weezer」との呼び声高い、期待のパワーポップバンド、ということですけども。全部、まとめました(笑)
太郎「おぉ! 凄い良い感じで凝縮されてますね」
●まずなんですけども、このHOLIDAYS OF SEVENTEENという、ちょっと長いバンド名ですが、由来からお伺いしてもいいですか?
太郎「おおっと、来ましたね。まぁ、『SEVENTEEN』に凄いこだわって。バンド名をつける時に、会議――会議じゃないですけど、ちょっとまぁ、ファミレスで、ドリンクバーで、みたいな感じで、いつもの感じでやってたんですけど」
●長居した感じね(笑)
太郎「その前に元々『しっとりクッキー(※注3)』っていうバンド、やってたんですよ、ほぼ同じメンバーで。でも、『しっとりクッキー』じゃあ、マズいんじゃないか!と。英詞のバンドで、英詞でもう曲、その時作ってたんで。英詞なのに、『しっとりクッキー』はマズいだろう、みたいな」
●なんとかマアム(※注4)みたいになっちゃうね(笑)
太郎「そんな感じですね。しかも『しっとりクッキー』って、商標登録されてるんですよ」
●マジっすか。じゃ、ダメだ。使えない。
太郎「使えない」
●べっとりクッキーは嫌ですもんね。
太郎「(爆笑) ま、そんな感じで、決めなきゃ、っつって。『SEVENTEEN』――17歳に凄いギターの奴(Gt.&Cho.:中原功太)がこだわってて。『どうして。功太。何で17歳なの?』っつったら、『それは、お前、思い出せよ、17歳の頃』みたいな。『17歳ん時、あの娘と俺が付き合ってさ』みたいな。『初めて、いろんなモノを経験したんだよ』みたいな。『そういうので、17歳なんだ』っつって。『あ、そういえば俺も』って。その時にいた奴も『あ、俺も』みたいな。『あ、17で行こう』っつって。そのまますんなりした流れで、一番思い出深いのは、やっぱ土日とか、夏休みだったり、冬休みだったり。英語で『HOLIDAY』で、いっぱいいるから『HOLIDAYS』――っていう感じですね」
●成程ねー。おしゃれな感じですね。
太郎「響きは凄い気に入ってるんですよ。そういう意味なのに、ちょっとおしゃれ(笑)」
●皆さん、何て呼んでるんですか?
太郎「ホリディ(笑)」
●略して「ホリディ」。
太郎「いや、でもたまに、『オブセン』っていう奴がいるんですよ。『オブセン』はちょっと…ダサくないかい?と」
●「オブセン」、かっこいいなぁ。
太郎「『オブセン』って言いたいけど、何か言えない感じがしません? ファンの人は多分――どうなんでしょうね、『エイチ・オー・17』とか難しく言っている人もいますけど」
●それはちょっとかっこつけすぎだよな(笑) じゃあ、僕は「オブセブで」って。
太郎「『オブセブ』!(笑) 言いにくいっすね」
●『オブセン』、良いですよね。かっこいいと思いますよ。
太郎「『オブセン』っすか。昔、『カミセン』とか『トニセン』とかあったじゃないですか、V6の。そういうイメージがあるから。『トニセン』と『カミセン』と『オブセン』みたいな――ま、なったらいいですけどね、逆に(笑)」

●Weezer(※注5)、好きですか?
太郎「結成したきっかけになったのが、Weezerのコピーバンドやってて、ギターと。それで、『バンド、やりたいね』って言うので、最初は凄いコンセプトみたいなのに掲げて。『Weezerっぽい曲作ろうぜ』とか言って、やってましたね」
●先日は、Weezer ジャパンツアーの福岡公演にて、オープニングアクトを。
太郎「いやぁ、もう死ぬかと思いました(笑) ホンットにもう、ずっとドキドキしっぱなしで。メンバーが入ってきたら、『わーわー』って、皆で、『今、誰が通ったー』とか言って。本番もドキドキしてましたから」
●本番は、コピーはしなかったんですか?(笑)
太郎「やっちゃいたかったんですけど、やっちゃ、マズいだろう、と(笑)」
●お話されたりしたんですか、実際。
太郎「もうCDも渡して、『聴いてくれ!』っつって。そしたら、凄い良い人達で、やっぱり。『君達、Weezer、好きなの? 僕等のこと好きなんでしょ?』と、向こうも知ってるんですよ。『好き?』『あ、大好きです!』みたいな。写真とか撮りたかったんですけどねぇ。ライブ終わったら、すぐ帰っちゃうんですよ。『じゃあね』みたいな感じで。でも、記憶の中で、大事に」

●9月3日にリリースされた1stアルバム「YEAH」について、お伺いしたいのですが。コンセプトとかあったんですか?
太郎「集大成的な――結成当時からの曲とかも入ってるし、アルバム用に仕上げた曲もあったりするんですけど、僕等が今までできることを全部詰め込んだんで。ベスト盤ですね、早くも。いっぱい曲あった中で、選んで入れたんで、思い出深い曲もあるし、これは入れとかないとでしょう、ってヤツも外れたりして、でもやっぱりその11曲は全部、もう僕等の中ではベストな曲ばっかで」
●作詞・作曲とか作り方はどういうふうに。
太郎「そうですね。作曲は僕とギターの奴が断片だけとか、曲を全部作って持っていって。後はメンバーに事前にテープとかMDとかCDとかMP3とかで、渡して聴いてもらって、じゃ、次のスタジオで、これやるから、って言って、そんな感じですね」
●皆、それぞれライン考えてきたり。
太郎「ほとんど全部、任せてるんです、メンバーに」
●そういうところって、バンドって良いですよね。
太郎「いやぁ、でも、思い通りにならないと、結構、『あれ?』って思うんですけど、逆にそれが後々聴いたら、良かったりとかするんで。自分のイメージと違うモノを持ってこられたりすると、最初は『え?』って思うんですけど、だんだん聴いていくと、『これ、良いね』みたいな」
●プロデューサーにクリス・ショウさん。クリス・ショウさんはWeezerとかやってらっしゃるという。凄いですね。ボブ・ディランさんとかね。
太郎「僕等のレコーディングの前に、『ボブ・ディランとやってきたんだよ』と、写真とか見せられて、『これがボブ・ディラン』とか言って。『うわぁ』みたいな、『ホントに!?』」
●どうでした。
太郎「最初は普通のおじさんだったんですけど、髪ボサボサで、Tシャツヨレヨレで。渋谷で待ち合わせだったんですけど、背も大きくて、でっかいリュック持った外国人がいるなぁ、と思ったら、待ち合わせのスタジオの前に止まって、『あれ? もしや…』みたいな(笑) だから最初は、イメージは凄いカチッとした人だろうなぁ、と思ってたんですけど、凄いラフな人で。レコーディングも凄いラフと言うか、凄い厳しくはなく、何かこう、もっとニュアンスで『こう弾けよ。こう弾いたら、もっとポップになるぜ』とか、それくらいで。だから、楽と言うか、スムーズにレコーディング進んだし。はい」
●それは元々、HOLIDAYS OF SEVENTEENに実力があって、クリスさんも言うことなかったんじゃないですか?
太郎「いやぁ、もう、そんなことはないですよ。でも、クリス的にはバンドの作品だから、俺が口出しすることじゃないっていうアチチュード的なものが。はい」
●良い人ですね。
太郎「凄い良い人です」

●なんと、10月中旬よりアメリカツアーがスタートします。どうして、アメリカ行くことになったんですか?
太郎「ん? 行きたいな、って言ってたんですよ。最終的には海外のフェスでやりたいとか夢があったんで。とりあえず、レーベルの人に言ってたんですよ。うちのレーベルは外国のバンドをこっちで紹介するようなレーベルをやってるんで、向こうのバンドとかけ合って、行けるようになっちゃって。そしたら、プロデューサーのクリスがニューヨークなんですけど、ニューヨークのCMJっていうミュージックマラソンみたいなのがあって――何かライブハウスサーキットみたいなヤツで、それにも出れるようになって、クリスの繋がりで、ツアーができるようになって」
●向こうのアーティストのフロントアップとかするんですか?
太郎「いや、多分、普通に対バンツアーみたいな感じで」
●ニューヨークでライブして、後は何処に行かれますか?
太郎「西海岸のサンディエゴ、ラスベガス、ロサンゼルスとか、西海岸をガーッとせめて、1日でニューヨークっていう。しかも、車じゃないか、って言ってるんですけど、絶対無理だろ!と思うんですけど。1日半空いてるんで」
●それなら行けるわ。
太郎「行けますかね」

●11月からはですね、日本でジャパンツアーが。それは何処から始まるんですか?
太郎「大阪です。11月1日に大阪からスタートして、中部地方を回って、東京が9日? で、その後、上は仙台まで行って、また福岡まで戻って、って感じで」
●そのファイナルが12月6日(土)、福岡CBで行われますね。何か体力作りとかは。
太郎「走ろうって言って、この前走り始めたんですけど、なかなかこう――走った次の日は東京に来たりとかして、今日は走れないと思っていたら、いつの間にか1週間経っちゃいました(笑) 昔は毎日12kmとか走ってたんで。昔、野球部でした」
●じゃあ、元々体力がおありで。
太郎「でも、衰えちゃって。何か、体力ないとツアー回れないよ、みたいなことを聞くんで、体力つけようかな、と」
●でも、激しいダンスとかはしないですよね?
太郎「ないっす(笑) でも、ダンサーはいますからね、ウチは」
●え? マジっすか?
太郎「キーボードの蓬(Key&Cho.:山下蓬)っていう奴がいるんですけど、そいつはもうキーボードって言うか、キーボーダンスって、呼んでるんですけど、僕等。踊りまくりっす。常に。ほとんど弾いてないですから。レコーディングでは弾いてるように聴こえるんですけど、ライブでは前に出て、煽ったり、踊ったり。ドラムの後ろを回ったりして。『やりすぎだろ!』みたいな(笑)」

●お酒とか呑まないの?
太郎「結構。けど最近、ちょっとツアー前だから、控えてます。ビール派ですね。ウチは宮崎の奴がいるんで。(※注6)奴はガンガン焼酎呑みますからね。『赤霧島ー。赤ある? ない? じゃあ、黒でいいや』(※注7)(笑)」
●お酒に関して、何か話ないんですか?
太郎「実は昨日、ベースの碇君(Ba.&Cho.:碇YO-PEI)と呑んでたんですよ。昨日、レコーディングがあって、終わって、皆を車で送って、『もう帰るの面倒臭いから、ウチ泊まる』って言って――YO-PEI君が実家なんで、僕のウチに泊まって。『じゃあ、呑みに行こうか』って言って。彼はあまりカクテルを呑んだことがなくて、呑んだことあってもジントニックぐらいで。で、そこの店はカクテルがいっぱいあって、大人のカクテルってシリーズがあったんで、『じゃあ、全部、ちょっと呑んでみよう』と。僕も初めてな感じだったんですけど、彼が『マティーニって、ジェームズ・ボンドが呑むヤツやん。これ呑んでみよう』(※注8)みたいな。彼がマティーニで、僕はジントニック…で。マティーニが来て、オリーブがささってるじゃないですか。『これ、いつ食べたらいいと?』とか言って(笑) で、もう『これ、飲み物じゃねぇな』みたいな」
●ドライ・マティーニはね、他に飲み物がいりますよ。
太郎「いりますよ。それ1杯で、彼は終わっちゃって。『僕、もう、無理っす』みたいな(笑)」

●最後、メッセージをお願いします。
太郎「福岡出身の僕達、HOLIDAYS OF SEVENTEENなんですけど、ぜひぜひ次のツアーとかで、絶対北海道行って、美味しいモノも食べたいんですけど、北海道の人にもぜひぜひ観てほしいんで。これからも宜しくお願いします」

 曲:HOLIDAYS OF SEVENTEEN「Hey,Scissorman!」


~解説~
・注1:BEAT DELUXE
FM NORTH WAVE(北海道)とCROSS FM(福岡)の2曲ネットで放送されているラジオ番組。
2004年4月からスタートし、2008年9月27日で終了。
ナビゲーターはは富樫明生(FM NORTH WAVE)と、CHINATSU(CROSS FM)。

・注2:2006年には新メンバーを加入されましたこれを機に、
この時、加入したメンバーは、山下蓬氏(Key.&Cho.)。

・注3:しっとりクッキー
岡山県岡山市に本社を置く菓子メーカー・カバヤ食品のお菓子。
ジャージ牛乳と生チョコの2種類の味がある。
CM動画→http://jp.youtube.com/watch?v=dPCBcKuIE68

・注4:なんとかマアム
田舎の母。

・注5:Weezer
1992年2月14日に結成された、アメリカの4人組オルタナティブロックバンド。
現メンバーはVo.&Gt.:Rivers Cuomo(リヴァース・クオモ)、Gt.&Vo.:Brian Bell(ブライアン・ベル)、Ba.&Vo.:Scott Shriner(スコット・シュライナー)、Dr.:Patrick Wilson(パトリック・ウィルソン)。
最新音源は、2008年に発表した『Weezer (The Red Album)』。

・注6:ウチは宮崎の奴がいるんで。
中原功太氏(Gt.&Cho.)が宮崎県出身。

・注7:『赤霧島ー。赤ある? ない? じゃあ、黒でいいや』
宮崎県都城市に本社・工場を置く酒造業・霧島酒造の芋焼酎。
「黒霧島」は黒麹仕込みで、別名「黒」・「黒霧」。
「赤霧島」生産量の少ない品種のムラサキイモから仕込まれることから、年2回の春・秋に限定販売されていて、別名「赤」・「赤霧」。

・注8:『マティーニって、ジェームズ・ボンドが呑むヤツやん。これ呑んでみよう』
味は辛口、アルコール度数は25以上と高い。
マティーニの材料はジンとベルモットで、ドライジンとドライベルモットを使用したカクテルがドライ・マティーニと呼ばれる。
スパイ映画・007シリーズの主人公であるジェームズ・ボンドの「Vodka Martini. Shaken,not stirred.(ウオッカ・マティーニを。ステアせずにシェィクで)」という決め台詞は著名であり、本来、ジンベースでステア(ミキシンググラスに材料を入れ、バー・スプーンでかき混ぜること)するマティーニをウォッカで、更にシェイクするウオッカ・マティーニを愛飲する。

by p_and_l | 2008-09-28 11:42 | ラジオレポート

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